mixiユーザー(id:1137107)

2020年06月14日10:10

106 view

たまには献血に行く

そんなに頻繁にではないが、気が向いたときには、なんとなく、献血に行くことにしている。400mlの全血。献血カードによると、概ね、年1〜2回程度のペースのようだ。

献血ルームに行くと、まず荷物をロッカーにしまい、血圧を測り、献血の種類(200mlか400mlか成分のいずれか)の確認を受け、海外渡航や体調や投薬状況などのアンケートに回答する。そして医師の問診を受け、水分を補給して、簡単な血液検査を経て、いざ本番。

横になり、肘の内側に針が刺されると、半透明の管がみるみる赤黒く染まり、その先のパックに自分の血液が流れ込む。なんとなく不思議。その様子を見たり、テレビ番組を見たりしながら、400mlだと、だいたい10〜20分くらいで終了。

献血後は、やはり水分を取って、置いてあるマンガなどを読みながらしばし休憩して去る。混み具合にもよるが、概ね、1時間から1時間半程度か。

それにしても、献血は相当厳格かつ慎重な基準でなされていると思う。だから、断られることもたまにあるんである。

問診やアンケートで体調等が少しでも悪そうだとやんわりではあるが断固たる姿勢で断られるし、心拍数が高いと血圧や心拍数を再検査させられる。事前の簡易の血液検査でも、赤血球の比重なり何なりが基準に満たないと、やはり断られてしまう。

個人的な経験としては、血液検査の前後、ちょっとうとうとして寝落ちしていたら心配されてベッドに横たわらせられ、ベッドでも数分完落ちで寝てしまったら、その日は献血を断られてしまったことがある。別に寝不足だったわけではないはずなのだが、仕方ない。

断られてしまうと、せっかく来たのに、という徒労感や失望が無いわけではないが、自分の体調なり提供される血液なりで何か事故があってからでは遅いのは間違いないので、しぶしぶと受け入れる。この徒労感や失望を巧く解消させることができれば、献血に協力する人はもっと増えそうな感じがするんだが、どうなんだろうか。

ともあれおそらく、海外渡航や投薬や体質の都合で元々献血をできない人は一定数いるはずであり、献血ができる人でもその日の事情で断られるケースもあるわけで、献血ができる状態というのは、それなりに健康状態がマシな、ある意味恵まれた環境なのだろう。

最近の献血ルームはなんとなくオシャレで清潔だし、スタッフも医師もとても丁寧で親切だ。少し昔のようなアイスやお菓子の食べ放題こそ流石に無いが、献血後はそれらと引き換えのトークンをもらえる。飲み物はフリードリンク。マンガや雑誌もたくさん用意されており、ほどよく時間をつぶすにはちょうどよいのである。

何より悪くないのは、献血後しばらくして、血液検査の結果が送付されること。ちょっとした健康診断なみに各項目の数値が記録され、正常値との比較が記されている。しかも過去の献血時との比較もしてくれている。

さて、怠惰でものぐさでエゴイストなので、あまり他人様の役に立つようなことをする気力も甲斐性もないのだが、ちょっと横になっているだけで救えるかもしれない命があることを想像すると、献血はまんざらでもない、自尊心を満足させてくれる、ある意味での気楽な趣味みたいなもんなんである。

ではまた。

8 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年06月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

最近の日記

もっと見る