mixiユーザー(id:11257733)

2020年07月22日21:03

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映画「はちどり」

韓国のソウルが舞台、オリンピックも終わり、高度成長期の終りの方、軍事政権が倒れ、民主化が進みだす頃と韓国の激動の頃の、ある14歳、思春期の女の子の話。
この作品を見る前に、この程度の近代韓国史(ってな、もんでもないけど)は前知識として知っていた方がいい。

儒教の教えが強く男尊女卑、家庭では父親が絶対な権力を持っていた家父制度の強い韓国で父、母、長女、長男を持つ主人公は自分が女として生まれたことに息苦しさを感じていた。
学校では遊ばず、ソウル大を目指せと連呼する教師、子供の面倒は大して見ないのに、教育について母親や子供に怒鳴りつけるだけの父、そんな環境下で(可愛いもんだが)夜遊びしまくる長女、中学では生徒会長を務め、ソウル大進学を父親に期待されていて、そのストレスを妹にぶつける長男、学校の教室でも同級生たちと上手くいかない。
通っている塾だけが親友もいて安心できる場所だった。
その塾の講師が、若い女性に代わり、主人公は人生の道しるべを見つけたようになり、先生を慕うようになる。

上記のようにあらすじは書いたが、年をとったからか、同性じゃないからか、この子の思春期に共感できなかった。
なんとなく頭では分かるが、共鳴・共感することはなかった。

そんなにあくびが出るような事はなかったが138分はやっぱり長い。
それと主人公と女性講師とは、もっと濃厚な関係をもう少し見せてくれても良かったんじゃないかな。
それと主人公の生活で家庭環境、恋愛、学校での交友関係、興味本位のタバコと描かれているが、少し詰め込みすぎじゃないかな。
(けど、これが思春期だから仕方ないかな。)

少女の瑞々しさ、女性講師の頭はいいが影がある存在と見張るものはあるが、もう少し見やすくカットしてほしかった。
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