mixiユーザー(id:11257733)

2020年07月08日18:41

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映画「MOTHER マザー」

長澤まさみが毒母・毒親を演じるって事で、「もう、長澤まさみも親役をやるようになったのか。女優として一皮むけたか確認しよう(して)」という空気感が漂っているように思うが、私的には向けてなかった。

長澤まさみのオーラが強すぎて、本来、題材の内容からメインに据えなければならない、殺人を犯した未成年の息子が霞んでしまった。

確かに長澤まさみが名前順でも主役だが息子をメインにして長澤まさみは彼を引き立たせるふうに見せないと物語の本質はつけないんじゃないの?こう言ってしまうと映画自体の出来を否定することになっちゃうかな。
長澤まさみをメインに据えるなら彼女の生い立ち、ダメ人間になったきっかけなんかを描かないとダメだろ。

しかし、この映画は成り立っていた。それは周りの役者の演技力によるもの。
阿部サダヲ、皆川猿時、夏帆の実力者は当たり前だが、息子の幼少期、少年期、娘の幼少期の力まないリラックスした自然に演じた子役たちがすばらしい。
(そういう意味では長澤まさみだけが力んでいた。)

キングダムではアクション、コンフィデンスマンJPでのコメディエンヌぶりを発揮していたが、シリアスな役はもう少し勉強が必要かな。
いい監督、いい脚本に出会ってほしい。
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