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2019年10月17日20:26

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映画「惡の華」

思春期をこじらせた中高生を書かせたら天下一品の漫画化、押見修造の作品の映画化。
現在スペリオールに連載されている「血の轍」も胸をザクザクと書きむしらせる。

中学二年の春日高男はうっ屈した悶々とした生活を送っていた。
ある日の放課後、クラスのマドンナ佐伯奈々子の体操服を持ちかえってしまう。
それをクラスの変わり者の女子仲村佐和に見られる。
高男その事で脅されて、佐和から学生服の下に、その奈々子の体操服を着るようにと変態的な命令をされ、どんどんSとMの主従関係を増していく。

前11巻の原作にけっこう忠実に映像化しているので、原作を読んだ私からしたら、127分では詰め込み過ぎた感はある。
90分ぐらいの前編・後編ぐらいで作ってくれたらすっきりしたんじゃないかな。

佐和を演じた玉城ティナだが、この難しい役を演じきったのはすごいと感じた。

どうしてもモヤモヤが残る作品。
先日見た「宮本から君へ」の方が面白いが、これは、もう一度見たいと思う作品。


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