mixiユーザー(id:11257733)

2019年09月23日13:51

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映画「メランコリック」

宣伝コピーに「カメ止めに続くコメディ」とあるが共通点はコメディだけ、それより低予算が共通点の方が強いぐらいで作品内容としての共通点はないです。
カメ止めを宣伝に使うのはあまりいい方に感じなかった。
それよりも、普通にしかみえない銭湯、営業してない間は殺人と死体処理をしていたというワンアイディアですすむ話の方が興味をそそるし、私の食指も動いた。

東大を出た主人公は就職もせずダラダラと怠惰な日々を過ごしていた。
風呂の栓を親に抜かれたので仕方なく銭湯に行くと高校時代の同級生(女性)に偶然出会い旧交を温める。その時の会話の勢いでその銭湯の求人広告を思い出し、面接に向かう。
無事に採用された主人公が業務終了後もまだ電気がついているのが気になり裏口から覗くと銭湯の主人と先輩従業員が殺しを行っていた。

こういうシリアスな展開でサスペンスや主人公の善悪の葛藤なんかがありそうだが、そんな事はなく、ただ流されるままに話は続いていく。
話の展開上つっこみどこは多いが、飄々とした主人公のキャラと、この映画の重要なシーンとなる主人公の親との食卓が、そんなつっこみを忘れさせ、すこしホッコリとさせ、凄惨なアクションシーンを中和させている。
なんか不思議な映画です。

全てが無名な役者なのも先を予想できなく、そしてアクションシーンが抜群にかっこいい。
お金があったらこの役に岡田准一が演じていたであろう。
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