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2020年09月18日19:18

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映画「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」感想

ようやく公開のはこびとなった、「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。

TV版、劇場版外伝を経て、ついにアニメ版ヴァイオレット・エヴァーガーデンの物語が完結した。

140分という長尺の物語は、ヴァイオレットが入院中の少年から受けた依頼と、祖母がヴァイオレットによって代筆された手紙を受け取っていた少女、そして行方不明で死亡したとされているギルバート少佐に関わる、合計3つの物語が交錯しながら進む。

技術の進歩により、代筆業の将来が危ぶまれるなか、それでも「手紙」を書くことで思いを伝えること、思いが伝わること、の難しさと素晴らしさが本当に丁寧に描かれていた。情景や登場人物の表情の描写については、京アニならではの質の高いアニメーションが本作でもしっかり堪能できる。

そして、物語的には、「外伝」までが未完の、それゆえ永遠の物語であったのに対し、本作によってひとつの終止符が打たれてしまったことが、ほっとするとともに残念でもあった。

最後は納得のメロドラマだった。

さて、あえて未読にしていた原作小説を、ぼちぼち読もう。
入場特典の小説の奥付は「4/24発行」だった。



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