迫力ある予告編を観て、ぜひ劇場で観ておきたいと思っていた作品。
正直、カーレースにはほとんど興味がなく、本作で描かれている史実についても、ほぼ知識ゼロの状況で鑑賞した。
すごく面白かった。
本当はすごく楽しかったと言いたいところだが、現実のほろ苦い部分ゆえにこう表現させてもらった。
フォードのチームの中核をなす二人の描き方は素晴らしかった。
とりわけ、ルマンでのレースのラストにおけるドライバーのケンのとった行動が描かれたところは(その後の顛末はさておき)本当に感動的だった。
そして、様々な視点で描かれるレースシーン。特にドライバー視点での迫力は凄まじかった。スクリーンを通してスピードの迫力と恐怖を同時に感じるという貴重な体験をした。
2時間半という尺の長さでも全く退屈することのない傑作だった。
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