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2020年01月17日22:46

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小説「黒武御神火御殿 三島屋変調百物語六之続」

宮部みゆきさんの<三島屋変調百物語>の第6巻が知らないうちに刊行されていた。
今回は569ページの大作だが、全4話のうちタイトルともなった第4話が半分以上を占めている。

本作、1昨年の夏から1年間にわたって新聞小説として連載されていた。
今回は先に連載で1年かけてじっくり読んだもの。
追加の話や末尾の注釈もなく、おそらく連載されたものがそのまま単行本化されたものかと。
作中わずかながら挿絵がついているが、新聞連載中は風情のあるものが毎日ついていたので、何かもったいない気がした。もちろん、300カットを超える挿絵がすべて掲載されることなどありえないのだが。

さて、物語は聞き役が2代目となったほかは、基本的にこれまでの路線を踏襲している。
しかし、連載中も感じたのだが、第4話が少し長すぎる。確かにスケールの大きい複雑な話で長くなるのは理解できるが、単行本にしたときのバランスが明らかに崩れている。

とはいえ、三島屋変調百物語、これからも読み続けるつもりだ。
あと14巻?
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