映画「アリー／スター誕生」

この、「スター誕生」を冠した作品は何作目だろうか。

女性スターを見いだす男性スター、しかし、自身は没落していく・・。
といった伝統に今回終止符が打たれるのかどうかが気になっていた。
実際の物語の結末については、ここではふれないでおく。

さて、音楽界が舞台ということで、最大の注目点はその音楽性だった。
レディ・ガガの歌も、ブラッドリー・クーパーの歌も、どちらも素晴らしかった。
シャンソンからバラード、ヒップホップ的な音楽まで、さまざまな種類の歌が歌われるが、それらの完成度は高く、サントラとは異なる形の歌唱集がソフト化されるのなら購入してみたい。
映像的にはアップが多いなぁというのが第一印象。
物語的には、ある程度パターン化されてしまっているのでしょうがないか、というところ。

全体としては、主役の２人に対する偏見（先入観）さえなければ大音響大スクリーンの設備が十分堪能できる音楽映画だった。