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2021年01月07日10:42

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2020年ベスト・アルバム:洋楽TOP3

最後は2020年ベスト・アルバム:洋楽TOP3をばを。

1位:Fetch The Bolt Cutters / Fiona Apple

むき出しの感情が込められているような作品。
感情だけでなくて音もむき出し。
おまけにとても大胆で挑発的。
アコースティック楽器の使用が殆どを占めており、そこにはブリキの空き缶をはじめとする打楽器群も含まれる。
いくつかの曲はそんな多種多様な打楽器群と複数の声だけで構成されており、呪術的なようでも土着的なようでも、あるいは子供の遊び歌のようでもある。
僕の語彙力ではとうてい表現しきれない(これはいつものことだけど……汗)とても魅力的な作品。

2位:Letter To You / Bruce Springsteen

久しぶりのE・ストリート・バンドとの作品。
ああ、そうそう、こういう感じだったよな、というのが一聴しての感想。
ビッグマンやダニーが不在なのは淋しいけれど。
「Janey Needs A Shooter」「If I Was The Priest」「Song For Orphans」といった古い曲を改めてE・ストリート・バンドとレコーディングしなおしたりもしている。
「Janey Needs A Shooter」はウォーレン・ジヴォン絡みの曲だし、残りの2曲は僕の記憶に間違いがなければジョン・ハモンドとのオーディションで演奏したデビュー前からある楽曲。
「Song For Orphans」はかなりボブ・ディランを想起させる曲で、歌い方もボブに似ている。
ブルースも2021年には72歳。
出来るだけ長く活動を続けていって欲しい。

3位:McCartney III / Paul McCartney

予想以上に良かったのが3枚目の「McCartney」。
本来はリリースするつもりがなかったのだけれど、コロナ禍で活動が制限されたために、ポール一人で多重録音可能だったこの作品のリリースが決定したらしい。
コロナ禍という未曽有の災厄の中の、思わぬ副産物といったところか。
今までの「McCartney」と同様、ここには良くも悪くもかなり「素」に近いポールがいるような気がする。
それにしてもポールはアコギの使い方が上手いよなぁ。

ということで2020年ベスト・アルバム:洋楽TOP3でした。
他に候補にあげていたのはA Certain Ratio、Aksak Maboul、Elvis Costello、Field Music、Pearl Jam、Arcaなどなど。





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