mixiユーザー(id:1109283)

2021年01月03日09:12

131 view

2020年ベスト・アルバム:アーカイブ・編集物TOP3

今回は2020年ベスト・アルバム:アーカイブ・編集物TOP3ということで。

1位:Halloween 81 / Frank Zappa

2020年の1位は、毎年恒例となったザッパのハロウィーン・コンサートの蔵出し盤。
恒例と言えば、毎年どうでもいい付録が付いてくるのも恒例なのだけれど、2020年はドラキュラに扮したザッパのお面とマント、といった本当にしょうもない付録が付いてきた(汗)。
かさばるんだよなぁ、こういうの……いい加減CDだけにしてほしい。
それはそれとして。
今回のハロウィーン・コンサートは1981年10月31日の2回と11月1日のショーの全3公演を収めたCD6枚組(会場はニュー・ヨークのパラディアム)。
この10月31日のショーは、MTVで初めて生中継でオンエアーされたものだったので、映像も結構残っている。
メンバーはザッパにスティーヴ・ヴァイにレイ・ホワイト、トミー・マーズ、ロバート・マーティン、エド・マン、スコット・チュニス、チャド・ワッカーマン。
演奏は申し分ないし、CD6枚というヴォリュームも心地よい満腹感を味わえる。
先日、マイミクさんも仰っておられたが、歌われている内容が分かればもっと楽しめると思う(輸入盤なので対訳はなし。対訳付きで日本盤を出してくれるメーカーはないものだろうか……その際には付録ははずして)。
それにしてもくどいようだけれどお面とマントの付録がなぁ……。
2019年はお面と手袋だったし、次は何を付けられてしまうのだろう……棺桶とか付けられたらどうしよう……。

2位:Sign 'O' The Times (Super Deluxe Edition) / Prince

アルバム「Sign 'O' The Times」がプリンスの最高傑作なのかどうかは僕には分からないけれど、僕が一番好きな作品であることは確か。
プリンスも蔵出しが止まらないけれど、今回はCD8枚プラスDVD1枚と大量の蔵出しになった。
内容はDisc 1と2にオリジナル・アルバムの2020年リマスター、Disc 3 にシングル、ミックス、エディット集、Disc 4〜6に1979年から1987年に録音された未発表音源、Disc 7と8にオランダ・ユトレヒトでのライヴ、DVDには1987年12月31日に行われたペイスリー・パークでのライヴ映像(マイスル・デイヴィスもゲスト出演)。
未発表音源が全部で63曲も収録されているのが売りの一つになっている。
まぁ、あくまでも未発表なので「発表しなくてもよかったじゃん」的な曲も含まれているのだけれど、僕みたいに「ミソもクソもとにかく気張って出せや!」と思っているファンにしてみればこれはこれで非常に嬉しいのである。

3位:LIVE & UNRELEASED ARCHIVE RECORDINGS 1981 – 1983 / チャクラ

小川美潮や板倉文が在籍していたバンド。
オリエンタルなニューウェイヴといった印象で、ポップな中にチラっと「アヴァンな味付けをしてみました。どうでっしゃろ?」って感じの佇まいが大好きなバンドだった。
小川美潮の歌もけっして上手ではないのだけれど、どことなく人を惹きつける魅力があった。
このアルバムは1981〜1983年にかけての未発表ライヴ音源を集めたもので、当時の録音機材の関係もあるのだろうけれど音質はあまり良くない。
ただこの音質の悪さが、演奏に臨場感と緊張感を与えているように思える。
どことなく不穏な空気が漂っている曲が多く、明るく楽しい曲だと思っていたら、いつの間にか多くの見知らぬ無表情の顔に見つめられているような居心地の悪さを感じることもある。
とにかく「ちょっと他と違うことをやってやろうぜ!」的なスタンスが魅力的なバンドだった。

ということで2020年ベスト・アルバム:アーカイブ・編集物TOP3でした。
他に最後まで迷ったのがBiSH、Maison book girl、Pearl Jam、RCサクセション、忌野清志郎、大森靖子などなど。
4 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する