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2021年01月02日09:24

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2020年シングルTOP3

毎年年末か年明けすぐに「〇〇年ベスト・アルバムTOP10」みたいなものを出している。
まぁ、一人で悦に入るための自己満足オンリーのチャートだから、どうでもいいものなのだけれど(汗)。
例年であれば「TOP10」を出すのだけれど、2020年はそれが出来なかった。
ジャンルによっては10枚も作品を選び出すことが出来なかったから。
購入した、あるいは聴いた絶対枚数が少なかったのもあるが、「これは!」と思える作品が少なかったのだ。
頑張って10枚絞り出すことも出来るのだけれど、それじゃ頭数合わせだし「ベスト」じゃないしね。
ということで今回は思い切って「TOP3」に絞ってみた。
「これは!」と思える作品が少なかったとはいいながら、さすがに3枚だと「これとこれ、どちらにするべきか」という取捨選択の醍醐味を思う存分味わうことになった。
ちなみにそんな取捨選択に一番苦労したのが、アイドル、シングル、邦楽の3ジャンル。
この3ジャンルは、「TOP10」でもいいかな、と一瞬は迷ったのだけれど、やはり統一しないと精神衛生上あまり芳しくないということで「TOP3」に落ち着いた。
ちなみに選ぶのは2020年にリリースされた新作のみという縛りにしている。
なんか前置きが長くなってしまった(この前置きだって自己満足な文章なんだけどね)。

ということで今回はまず「シングルTOP3」をば。
前出のように、シングルは従来通りに10枚選出も可能だった。
そこをあえて3枚に絞るというのは、これはもう得も言われぬ自虐的快楽「M」の世界そのもので、自身の知られざる性癖を知った思い(オイオイ)。
本来ならあれもこれも入るんだけどなぁ、と嘆息混じりに目を伏せる己の姿をニヤニヤしながら俯瞰しているような作業だった。

ちなみにここでいう「シングル」はオリコンの定義に従っている。
オリコンによれば8cmサイズを「CDシングル」、12cmサイズを「マキシシングル」とし、収録曲が4曲まではシングル、5曲以上はアルバム(ミニアルバムを含む)になっている。
楽曲に関しては同じ曲の演奏物や別ヴァージョンが収録されていても「1曲」扱いになる。
例えば「A」という曲があって、「A」の演奏物があって、「A」のデモヴァージョンがあって、「A」のライヴヴァージョンがあっても、カウントは「A」という「1曲」だけになるそうだ。

ではでは。

1位:絶対零度 / 赤い公園

悲しい出来事があったからの1位ではないし、ここではあえてそのことには触れない。
石野理子加入後、もっとも(あるいは初めて)赤い公園らしい楽曲だな、と思えたのがこれだった。
「赤い公園らしい」というのはあくまでも僕の主観でしかないのだけれど、目まぐるしく変わる曲調が一曲の中に整然と並んでいる様子や、ちょっと古風な日本語が使用された歌詞、一風変わったアレンジなど(例えば8分の6拍子で進む楽曲のバックでドラムスだけが4分の4拍子を刻んでいるように聞こえるパート等)どれをとっても僕がほれ込んだ赤い公園がここにある。
それになんといっても石野理子のヴォーカルが、「もう何年も赤い公園で歌っています」的な佇まいをみせてくれていること。
これが本当に嬉しかったし、彼女のことが増々好きになってしまった。
文句なしの1位。

2位:Moon Base / まちだガールズ・クワイア


2019年はマイミクさんに「グーグールル」を教えていただいてすっかりハマってしまった。
2020年はマイミクさんに「まちだガールズ・クワイア」を教えていただいてすっかりハマってしまった。
「マイミクさん大賞」なんていうのがあったら、きっとこのお二人は受賞しているはず(賞品・賞金はでませんよw)。
イントロは一聴してU2を想起させるし、細かく刻まれるリズムの上を悠長なフレーズのギターやキーボードが流れる様はパープルの「You Fool No One」やジミヘンの「Third Stone From The Sun」(というよりもコージー・パウエルの「Dance with the Devil」といった方が近いかも)を想起させる。
そんな洋楽チックな始まりなのに、彼女たちのヴォーカルが流れてくると全く違う方向へベクトルがグイグイと引っ張られ、そこはもうまちだガールズ・クワイアの土俵。
そんなに詳しく彼女たちのことを知っている訳ではないのだけれど(何しろハマってまだ一か月ちょっとだし)そんなビギナー・ファンの一人としての印象はこんな風なのである。
それにしてもこの「Moon Base」という楽曲、何度聴いても飽きてこない。
最後になっちゃったけれどカップリングの「Bohemian Rhapsody」もヴェリィ・グッド!

3位:来ないでワールドエンド / PEDRO

僕にとっては本家以上にお気に入りになってしまったPEDRO。
サイド・プロジェクトとはいってもコンスタントにリリースは続けられており、リンリンが「アユニはいくら稼いでいるんだろう」と気になるのも頷ける活躍を続けている。
さて、ここで前出のオリコンのシングル定義が伏線になってくる。
このシングル、完全数量限定盤で表題曲の「来ないでワールドエンド」とカップリングの「pistol in my hand」そして「来ないでワールドエンド(インスト)」が収録されている。
オリコンの定義で言えば「2曲入り」だから「シングル」になるのだけれど、実は最後の「来ないでワールドエンド(インスト)」がクセ物。
このインスト、33分55秒もあり、聞いてみると「あれ、あれ、なんだこれ」となる。
この時点では「なんだろう」となるのだけれど、このシングルの2週間後にリリースされたアルバム「浪漫」で謎が解明される。
「来ないでワールドエンド(インスト)」というタイトルは名ばかりで、ここにはアルバム「浪漫」収録曲が(本シングルの2曲を除いて)すべて収録されているのだ。
要するに税抜き1,100円のシングルの中に2週間後にリリースされる全11曲入りのアルバム(通常盤は3,300円)の内容がマルっと収録されていることになる。
シングルなんだけれど(表面上は2曲入りだしね)内容はアルバムと全く同じ、ということ。
なんでこんなことをしたのかは不明。
まぁ、ファンである僕なんかはこのシングルも買えば、アルバムも初回生産限定盤を買ってしまうので(そういうファンが多数だと思われる)売上には影響はそうはないのだろうけれど。

ということで、上の3枚が2020年の僕にとってのTOP3。
他に最後まで迷ったのがクマリデパート、LiLii Kaona、femme fatale、Fullfull Pocket、AliA、KAQRIYOTERROR、XOXO EXTREME、ZOC、フィロソフィーのダンス、ゆくえしれずつれづれ、ぜんぶ君のせいだ。、なきごと、星歴13夜、等だった。

最後はフィジカル・メディアのリリースがなかったので選ばなかったけれど、大好きでなおかつ2020年という年が象徴されている楽曲、ということでこれを選んでおしまいにします。

世界中の隣人よ / 乃木坂46

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