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2019年12月10日10:06

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Waiting For Miracles

The Flower Kings の「Waiting For Miracles」を聴いた。
今年の頭にリリースされた「Manifesto OF An Alchemist」はRoine Stolt's The Flower King 名義だったので、単独の「The Flower Kings」名義としては2013年の「Desolation Rose」以来、6年振りのリリースとなる。

The Flower Kings はスウェーデンのプログレ・バンド。
Yes やGenesis からの影響が大きいバンド、って感じだろうか。
クリムゾンみたいにテンションの高い緊張感を持ったパフォーマンスや、ソフト・マシンみたいにインプロビゼーションに長けたジャズ・ロックとは違い、きちんと構成された楽曲と演奏によるシンフォ・ロックといったところ。
まぁ、あまりプログレを語るとボロが出るので辞めておきますが。

今年の初めに「Manifesto OF An Alchemist」についての日記を書いたのだけれど、実は今回「Waiting For Miracles」を聴いた時も、その時に書いた内容と殆ど同じような感想を持った。
「伝統芸」なのかな、ってのがそれ。
良くも悪くも「The Flower Kings」の、というか「Roine Stolt」の音に満ち溢れている。
曲の構成も変拍子の使い方も、ギターの音色やフレーズも、ポップで親しみやすくスーっと耳に入ってきて、適度にエキサイトしていて、要するに安心して聴けてしまう。
助さん(あれ、角さんだったかな)が番組の終盤で「ひかえおろう!」と印籠を懐から取り出して、水戸の黄門さんが「ドン」とセンターに陣取る、といったようないわゆる遥か昔から連綿と続く「伝統芸」という印象が強いのだ(そうか黄門さんって不動のセンターだったんだなぁ)。

先の「Manifesto OF An Alchemist」の日記にも書いたけれど、Roine Stolt のソロ曲で、The Flower Kings 結成のきっかけにもなった「The Flower King」は、今でも僕にとってプログレの名曲中の名曲。
またこの楽曲が収録されている同名アルバムも名盤中の名盤。
だからこうして「伝統芸」だと思いながらも、いまだに彼のことを追っている。
なんだかんだ言っても、やはりずっと応援したくなるアーティストの一人です。

Waiting For Miracles Trailer/The Flower Kings

Miracles For America/The Flower KIngs

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