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2019年12月02日09:09

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ゆいざらす

ゆいざらすの2枚のミニ・アルバム「ごめんなさい。恐竜は、ゆいざらすが絶滅させました。」と「月面サンパウロ化計画」を聴いた。
ゆいざらすは元ゆるめるモ!のメンバー。
卒業後しばらくは芸能活動をしていなかったが、昨年「やまもとゆい」名義で「よーいすとっぷ」のシングルをリリース。
今回はゆるめるモ!時代の呼び名である「ゆいざらす」を復活させてのリリース。
レコード会社も「harvest records」から「HAWHA MUSIC RECORDS」に移籍しての心機一転、ミニ・アルバム2枚同時リリース、ということになった。
ちなみに「HAWHA MUSIC RECORDS」とはアイドル「里咲りさ」が代表を務めるレーベル。
眉村ちあきと同じように里咲りさもアーティストと社長の二足のわらじを履いていることになる。

「ごめんなさい。恐竜は、ゆいざらすが絶滅させました。」と「月面サンパウロ化計画」は共に5曲入りで、比べてみると「ごめんなさい。恐竜は〜」の方がポップでゆいざらすが在籍していたゆるめるモ!の雰囲気に似ている。
ゆるめるモ!の代表曲「逃げろ!!」を作曲した松坂康司や、ハシダカズマが作曲陣に参加しているのも、そんな雰囲気を作りだしているように思える。
ちなみに作詞は2枚共すべてゆいざらす自身が行っており、結構面白い言語センスを持っているな、といった印象。
「月面サンパウロ化計画」は「ごめんなさい。恐竜は〜」よりも若干抑え目で、アーティストチックな感じか(あくまでも比較したら、ですが)。
特に「月面サンパウロ化計画」の1曲目「もーぜにたのもーぜ」は僕にとってはかなり絶品な1曲。
4分の7拍子の曲なのだけれど(おっと、sora tob sakana の「踊り子たち」も4分の7拍子だった。もしかしたら僕はこの4分の7拍子が好きなのかも知れない)パーカッシヴにシーケンスするバック・トラックに淡々としたゆいざらすのロリ系ヴォイスが被さると、不思議とロックな気分にもなってくる。
バック・トラックはどことなくRadiohead の「15 Steps」っぽいし、ギター・ソロの直前に「Smoke On The Water」のフレーズがチラっと顔を覗かせるなんて遊び心も、そんな気分にさせる一因か。

2枚を比べると、僕としては「月面サンパウロ化計画」の方が好きなのだけれど、どちらも傑作とは言えないまでもちょっとした佳作、といった印象を持った。

「ごめんなさい。恐竜は、ゆいざらすが絶滅させました。」試聴動画/ゆいざらす

「月面サンパウロ化計画」試聴動画/ゆいざらす

もーぜにたのもーぜ/ゆいざらす

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