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mixiユーザー(id:1109283)

2019年08月18日09:45

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本を読みましょ:その2

好きな本、その2です

「さようなら、ギャングたち/高橋源一郎」
読み返した回数が一番多い作品がこの「さようなら、ギャングたち」。
本当に大好きな作品で、「一番好きな本は?」と問われたら選んでいるかも知れない。
新刊本、講談社文庫、講談社文芸文庫、と三形態で所有している唯一の作品でもある。
斬新でユーモラスでドライでポップで、それでも全体に哀愁が漂っている。
他の高橋作品、例えば「ゴーストバスターズ」「ジョン・レノン対火星人」等も僕にとっては必須。

「君が代は千代に八千代に/高橋源一郎」
この「本を読みましょ」の日記は1作家1作品に限定しようと決めたのだが、ここだけイレギュラーで。
僕が比喩的に、ではなく、本当に物理的に「吐きそう」になる程に気持ち悪くなった作品が収められているのがこの短篇集(大袈裟でなく、本当にあと一歩で「ゲロゲロ!」とやっていた)。
後味の悪い作品ばかりが集まった短篇集で、本書に寄せられた批評の中で一番的を射ているな、と思えたのが「読まなければよかった」というもの。

「アメリカン・スクール/小島信夫」
表題作の「アメリカン・スクール」は芥川賞受賞作。
敗戦後、アメリカン・スクールを見学にきた日本人英語教師の姿をユーモラスに、かつ風刺的に描いている。
シリアスなのだけれど、そんなシリアスであるが故に笑えてしまう、そんな感覚。
「文章ヘタクソじゃね?」と思われそうだけれど、この文章が本当に心に響いてくるのだ。

「ジェノサイド(上)(下)/高野和明」
マイミクさんが紹介していたので、それにつられて読んだら、あらあら、とっても面白い!
登場人物も結構多いし、アメリカ、日本、アフリカとあちらこちらに飛ぶし、ちょっとよそ見すると振り落とされそうにもなるのだけれど、それら点在している話が、徐々にひとつにまとまっていく快感、とでも言おうか。ちょっとグロい表現や、読んでいて辛い場面もいくつか出てくるのだけれど、大勢に影響はなし。
とても映像的な作品(小説として弱い、ということではない)。

「ポロポロ/田中小実昌」
独特の語り口で描かれる戦争中の出来事。
とんでもない状況だったにも関わらず、その語り口や日本語の使い方のせいか、あまり読んでいて辛くはならない。
下手すると「なにこれ、日本語間違ってるじゃん」と思われてしまいそうなのだが、それがこの田中小実昌という人の日本語なのであり、だからこそ胸に響いてくるのだ、と思う。

Books Of Hours/Anekdoten

Open Book/Cake

Books Are Burning/XTC


ということで、今回はここまで。
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コメント

  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月18日 10:37
    見事にどれも読んでません。
    読みたいな、と思ったのが、「ジェノサイド」本でなら、かなり(といっても、限度はあるけど、夜と霧も読めたし)えぐいのも大丈夫と思うので。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月18日 19:55
    「ジェノサイド」図書館で借りてきました。おもしろいといいなあ。
    マイミクさんに勧められた本で案外おもしろかったのが「虐殺器官」普段の私なら絶対読まなかった本なので、新鮮でした。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月19日 11:25
    「ジェノサイド」以外は読んでないです。高橋源一郎はすごくリスペクトしていて、対談やエッセイは新聞・雑誌などでわりと読んでいるんですけど、何故か小説は読んでなくて、自分でも不思議に思うんですが。――クロエさんが「ジェノサイド」を面白く読んでくれることを願ってます(笑)
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月19日 16:50
    > mixiユーザー 
    「虐殺器官」って伊藤計劃ですよね。伊藤計劃はこの「本を読みましょ」の日記でそのうちに登場します。んでもって、僕もマイミクさんから伊藤計劃を教えてもらったんです。ずばり竹内さんなんですが(想像するにクロエさんも竹内さんから勧められたのでは?)。そして「ジェノサイド」を教えてくれたのも竹内さんです。
    ということで、竹内さんこそが「影のフィクサー」ということにしておきましょw(どういう意味だか自分でも判らない……汗)。
    ちなみに「夜と霧」も読みました。面白かった、というよりも感動した、といった感じです。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月19日 16:55
    > mixiユーザー 
    すみません、勝手に「影のフィクサー」に任命してしまいました(汗)。
    「ジェノサイド」ですが、そうですね。クロエさん、面白く読んでくれるといいのですが(笑)。高橋源一郎は大好きな作家なんですが、「全然面白くない」作品もあったりするので、まずは立ち読み程度で始めるほうがいいかも。
    あと、彼の作品でも競馬関連のものは一切読んでないです(競馬には興味がないもので)。
    彼の対談だと内田樹や、柴田元幸との対談集なんかは結構面白く読みました。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月19日 22:24
    > mixiユーザー 虐殺器官は、一時流行った気がw 複数のマイミクさんからご推薦受けた気がします。あとで、伊藤計劃さん、ミクシィに在籍し、周りの方から勧められて書籍化できた、みたいなことを読みました。
    惜しい方を亡くしましたよね。
  • mixiユーザー

    mixiユーザー2019年08月20日 08:59
    > mixiユーザー 
    なるほど、かなり多くの方に推薦されていたんですね。それだけ面白い作品を書く人だったんだな、ということですね。ミクシィ云々の話は僕も聞いたことがあるような、ないような。
    夭逝が本当に惜しまれます。

mixiユーザー

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