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2019年06月12日08:13

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パチプロがいなくなった理由

なぜひきこもりが日本にしかないのか、といえば
「無職は恥」という概念を日本人が持っているからだ。
外国では無職が必ずしも恥ではなく、親が金持ちなら働かなくてもいい場合が多い。
日本では無職は絶対悪となっていて、
無職だとそれだけで悪者扱いされるのは覚悟しなければならない。
事件の犯人が無職なら、ネットなどで集中砲火を浴びるはずだ。
しかし、事件の本質と無職は無関係なのである。
仕事している人でも犯罪者になる事実には、なぜか目を背ける。

外国では親が金持ちとか、不労所得があるとか、投資で稼いでいる、とか
働かなくて生活している人は少なくない。
彼らは決して悪者扱いされないし、
無職を恥と考えていないから、日中堂々と外出する。
世間の人は白い目で見たりしないし、むしろ羨望のまなざしだ。

日本にはかつてはパチプロという人たちがいた。
パチンコで生計をたてる人のことである。
私の知り合いにもいた。
働かないで生活できる人は一定数いたのだ。
しかし、20年ほど前から無職は絶対悪、という考え方が日本を覆いつくし、
失職した子を親が隠すようになった。
「働け」という圧力をなくさない限り、ひきこもりをやめさせることは無理だ。

ニートになるとひきこもりになるのが日本の特徴である。
ニートが問題視されるのはプロテスタントの先進国だけで、
それ以外の国では特に問題にならない。
それらの国では、親が経営者の場合、
子供は遊んで暮らしているケースが多い。
一応肩書はある。
しかし労働の実態はない。
いい例がカルロス・ゴーンの息子だ。
ゴーンは不当に得た収入で息子に会社を作ってやった。
そして息子は「名ばかりCEO」となり、遊んで暮らしている。
しかし、誰も彼を非難したりしない。
「ゴーンの息子なんだから、働かないのは必然だ」と誰もが考えている。

日本人は「無職アレルギー」を捨てるべきだ。
解決策を探るのは、それをなくしてからだ。



■23年ひきこもり…52歳男性はなぜ家を出られた? 「8050問題」を考える
(AERA dot. - 06月11日 11:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=173&from=diary&id=5658074
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