ひきこもりは日本にしかない。
なぜなら「無職は恥」という概念を日本人が持っているからだ。
外国では無職が必ずしも恥ではなく、親が金持ちなら働かなくてもいい場合が多い。
日本では無職は絶対悪となっていて、
無職だとそれだけで悪者扱いされるのは覚悟しなければならない。
事件の犯人が無職なら、ネットなどで集中砲火を浴びるはずだ。
しかし、事件の本質と無職は無関係なのである。
仕事している人でも犯罪者になる事実には、なぜか目を背ける。
外国では親が金持ちとか、不労所得があるとか、投資で稼いでいる、とか
働かなくて生活している人は少なくない。
彼らは決して悪者扱いされないし、
無職を恥と考えていないから、日中堂々と外出する。
世間の人は白い目で見たりしないし、むしろ羨望のまなざしだ。
日本にはかつてはパチプロという人たちがいた。
パチンコで生計をたてる人のことである。
私の知り合いにもいた。
働かないで生活できる人は一定数いたのだ。
しかし、20年ほど前から無職は絶対悪、という考え方が日本を覆いつくし、
失職した子を親が隠すようになった。
「働け」という圧力をなくさない限り、ひきこもりをやめさせることは無理だ。
ニートになるとひきこもりになるのが日本の特徴である。
ニートが問題視されるのはプロテスタントの先進国だけで、
それ以外の国では特に問題にならない。
それらの国では、親が経営者の場合、
子供は遊んで暮らしているケースが多い。
一応肩書はある。
しかし労働の実態はない。
いい例がカルロス・ゴーンの息子だ。
ゴーンは不当に得た収入で息子に会社を作ってやった。
そして息子は「名ばかりCEO」となり、遊んで暮らしている。
しかし、誰も彼を非難したりしない。
「ゴーンの息子なんだから、働かないのは必然だ」と誰もが考えている。
日本人は「無職アレルギー」を捨てるべきだ。
解決策を探るのは、それをなくしてからだ。
21歳長女を殺害、49歳母逮捕
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5659110
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