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2020年02月07日08:52

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「強健術」案内155

今回は、『独特なる胃腸の強健法』に登場する「下体操練法」を見ていきます。

下体操練法

イ、 両足の間、約一寸を離して、揃える。両足は平行して、少しも、角を作らない。

この運動法は、足をほとんど接するようにして、両足を「少しも角を作らない」つまり足と足の角度をつけずに平行にします。

ロ、姿勢を正しくして、直立。
ハ、上体に力を入れない。腰を反って居る。
ニ、眼光は、前方に濺ぐ。
ホ、心を落ち附けて、静かな自然呼吸、両三回。
ヘ、穏やかに充分、息を吸い込む。
ト、息を吐きながら、両膝を折って、上体を、垂直に下ろす。真直ぐに下ろすことが必要。
チ、体が下りる時、踵が上がって、爪先立となる。
リ、両腿は平行。なるたけ、密接させる。
ヌ、腰は十分に、反って居って、尻をスッカリ下ろさない。踵から、約五寸位、離れて居る。
ル、腰と腹とへ、等分の力が這入る。腰を充分に反り、腹へウンと力を入れる。
オ、上体は柔軟、中心力円満、両股は丁度彈機(ばね)のようである。此処に無限の妙を味わう。
ワ、両手は、両膝頭の前にやる。両腕には、力は入れない。
カ、呼吸停止、三秒間。
ヨ、息を吸い込みながら、立ち上がって、元の姿勢となる。
タ、吸いきった処で、呼吸停止、三秒間。それから、
レ、次の練修に移る。回数は十。
ソ、此の練修は、腰から下を強くし、胃腸の働きを旺んにする。
(独特なる 胃腸の強健法 P.352〜354)

この運動法は、解説には触れていませんが、「上体操練法」の時に使用した鉄棒を使います。

この鉄棒を握って、息を吐き出しながら、膝を折って上体を下ろします。ちょうど膝の屈伸や、スクワットをしているような状態です。この時、上体は真っ直ぐに下ろし、前にも後ろにも倒れません。そのようにして腰を下ろすと、自然に腰が反ってきます。同時に、腹にも呼吸とともに力が入り「腰腹同量」の「中心力」が生じます。

この型は、腰を下ろすという形から自然に強く腰が反ることを利用した非常に強力に「腰腹同量」の状態をつくり出すことの出来る型です。春充は、晩年この型のみで健康と頭脳の明晰さを保ったことは前に記しました。

また、両手に握った鉄棒は始めに腰の前に持ち、腰を下ろしたら自然に膝の前に持って行きます。写真を見ますと分かるように、手は甲を上にして握っています。これ以降のこの型は、反対に手の甲は下にして握っていますので、特に解説文では触れていませんが、初期の頃の「下体操練法」の特徴が見てとれる貴重な写真です。

(写真は、「下体操練法」を行う春充)
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