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2019年09月12日04:07

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「強健術」案内9

前回は春充が、「強健術」の発展を4つの時期に分けているのを見てきました。この部分に述べられている「強健術」の発展の歴史は、春充がたどった試行錯誤の「強健術」完成までの過程を、完成に至った時点からの視点で振り返っていますので、様々な意味で参考になります。そこで、今回は現在見ています処女作『実験 簡易強健術』に発表された「強健術」に至るまでの過程を春充がどのように分析しているかを見ていきたいと思います。まず春充はこの文章の始めに次のように述べています。
天地宇宙は、只一つの真理によって、支配せられて居(い)る。故(ゆえ)に一つの真理は、凡(すべ)てに通ずる真理である。私は今、私の練修法の原則を、一番簡単な、上腕二頭筋の運動法に就(つ)いて、説明して見ようと思う。ついでに練修要領、並(なら)びに方式の実験的経路及(およ)び、理論的根拠をも、併(あわ)せて述べて置くつもりである。(聖中心道肥田式強健術 P.694)
続いて、春充は「強健術」が11の運動法つまり一つ一つの筋肉、今回で言えば「上腕二頭筋」だけを鍛えるように、一つだけの筋肉を鍛えるようになった理由から説明します。
一定の量のものを分ければ、其(そ)の分かたれた幾(いく)つかの、一つ一つの量は、全量よりか少ない。一定の力を分割すれば、其(そ)の力の量は減少する、私の運動法原則の随一たる『精力の集中主義』は、ここから出て来る。これを体育に、応用し来たって、生理、解剖上、骨格の構成、筋肉の組織、内臓機関の位置、血液の循環、神経の働き等の関係から、『各主要筋肉個々の緊張』が、体躯の鍛錬をするのに、最も有利有効であることを、確かめた。即(すなわ)ち全力を、一局部に集中するのである。(川合式強健術 P.123)(聖中心道肥田式強健術 P.694)
「全力を一局部に集中する」こと、これを「強健術」に応用すれば「各主要筋肉個々の緊張」ということになり、後に「一筋の緊張」とも呼ばれる技法になります。
この、「全力を一局部に集中する」原則は、「強健術」ばかりでなく実は「天真療法」にも通じる原則です。たとえば、「天真療法」の三大要素「安静」、「排泄」、「食養」の大きな目的の一つは、それぞれを応用して、「患部への自然治癒力の集中、働きを最大限にする」ことにあります。
身体と精神を「安静」にすることにより、それらに大量に奪われるエネルギーを患部に集中させます。また、体内に残存する老廃物を効率的かつできるだけ自然に「排泄」させることにより、その処理に要するエネルギーを節約し、また体内の老廃物汚染による弱体化によって奪われるはずのエネルギーを患部に向けることが出来ます。さらに絶食を含む「食養」によって、消化、吸収によってやはり大量に奪われるエネルギーを患部に振り向けます。あるいは、栄養効率が良く消化の良い食物を与えることにより、最大効率でエネルギーを取り込み、それを患部に送り込むことが可能です。
このように、「強健術」ばかりでなく「天真療法」においても、「全力を一局部に集中する」ことは重要な原則の一つとなるのです。
(写真は、春充の生家近くより見た富士山)
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