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2020年02月25日15:51

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彗星なんとなくウラ話・その27・ちょっとないほど小さな小道具

さて、小道具置き場です。
フォト

そこで、私がきょんに頼んで、撮らせてもらったのが、
この写真なんだけど・・・。
フォト

たしかに私が頼んだんだけど・・・あせあせ(飛び散る汗)
顔が怖すぎる・・・あせあせ(飛び散る汗)

出していいかなぁと、ちょっと迷いましたが、
まぁ彼女のことだから、
大丈夫ですよ、望子さーん!と言ってくれるでしょう。

で、きょんの持っているバッグにくっついている、
これ。何だと思います?
フォト


これ、<歯>なんです。
だから彼女が歯を見せてるんですね。

     夜
北条雷太の最初の登場シーンに、
コミカルなドタバタアクションがありました。
(これも本番前ゆえ、ジャージでございます)
フォト

そこに、前歯が2本折れたはずなのに、
なぜかまた生えていたという、
その後の話の伏線になる話があり・・・。

あまりにも一瞬で、あまりにも小さくて、
覚えておられる方はいないかもしれませんが、

前歯が折れたという時に、ちゃんと前歯を2つ、
ヒカリが客席に見せていたんですね。

     夜
稽古場では白い紙を巻いて歯にしていたのですが、
演出家が、なんと、セラミックのちゃんとした歯を、
プロの歯医者さんが使う、あれ!を、
ネットで取り寄せてくれました。

もしかすると、今回の小道具の中で、
一番高価だったかも

見えるかなー? どうかなー?
でも、それでも、こだわるのです!

     夜
そして、そこからは、役者たちが知恵を絞りました。

この小さいものを客席に見せるためには、
手のひらに置いただけじゃわからない。
・・・で、先ほどのバッグになるんですね。

つまり・・・、
ヒカリが自分の手のひらにくっつけて、
客席にしっかり見せてアピールする。

手のひらにくっついていること自体、
不自然なんだけど、そこはもう仕方がない。

でも、こんな小さいものを、
ポケットなんかに仕込んでおいたら間に合わない。
なおかつ、一瞬で手にくっつけなくてはならない。

そこで、バックの裏側に、
強力な両面テープで歯をくっつけておき、
それを瞬時に取って、手のひらにくっつけ、客席に見せる!

という、意外な早技を要求される仕事をしていたのです。

     夜
しかし、これで終わりではありません。
手にくっつけた歯を、そのままつけておくワケにはいかないので、

手から歯をはがして、
まず、傍にいるしずえに渡します。

しずえは、とりあえず握っておいて、
帰り際の丹羽先生にこっそり渡して、やっと任務完了。

たかがあの歯2本のために、
これだけの手間をかけておりました。

そしてこのブログも、
歯のネタだけで、1本終わっちゃいました(笑)


   (つづく)
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