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2020年02月20日15:21

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彗星なんとなくウラ話・その22・恐怖の出ハケ(2)

ゲネが順調に進んで、
舞台上の我が家から奥へ入る場面になりました。


我が家になっていた、この真ん中の黒幕。
フォト

ここに私が入るときというのは、

48年前に自分の前から去って行った北条さんが、
東京の孫・ヒカリの近くにいることを知って、
突然、「東京に行こう」と言いだすシーン。

つまり、私にとって、シリアスシーンのスタート!
ここでぐんと上げて、次に続けるので、

去り際にしずえに言う、
「北条さんに会いに行くんよ」
のひと言は、もう完全に決め台詞!

かなりクサく、がっつり決めて、
靴を持って(段取り上、どうしても必要なのであせあせ(飛び散る汗))、
アルバムを抱えて、家の奥へ消えていく。

さぁ〜、ここから物語がまた動きまっせ〜、
と、お客様にアピールして・・・消えて・・・。


    消え・・・、


      消え・・・、


     ・・・・・・・・、



  入れなーーーーいあせあせ(飛び散る汗)あせあせ(飛び散る汗)


そんなバカな!  え? どこ?

 ここか?

   ちーーがーーうーーげっそり



もう舞台のセンターでは、
丹羽先生の語りが始まっています。

幕を少しずつ手繰れば見つかるとは思うものの、
アルバムと靴を持っているため、
両手がふさがっているあせあせ(飛び散る汗)

こんなところに靴を落としたら、
次は素足で出なきゃならない!

   ああああ、どうしよーーーー泣き顔

ガタガタやるうちに、今度はアルバムの角が、
網に引っ掛かって、網がゆ〜っさゆ〜っさ。

  ああああ、やばすぎるーーーーがまん顔

このまま網を引っ張ったら、
セットの屋根が落ちかねないあせあせ(飛び散る汗)

となったら、初日を迎える前に屋台崩し!!

いやいやいや、それはないわーーーあせあせ(飛び散る汗)

アルバムをそーっと丁寧に網から外し、ほっ。


   だけど・・・、


私はまだ舞台にいるーーーっ!


   (つづく)
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