またしても時間が空いちゃいました〜
本当になんとなく、なんですが、
今度は、稽古場の写真を・・・。
演出家の説明を食い入るように聞く、
佐々木役の加藤大騎さん。
この時は明治座での本番を抱えながら、
その合間を縫うように、
こちらの稽古場に来て下さっていました。
この1枚の写真だけでも、
今のうちに、把握できるものは全部把握するぞ、
という気迫を感じます。
もちろん両脇の女子2人も、
演出の意図を聞き漏らすまいと真剣。
の割に、後ろの岡崎くんは温度が低い感じ・・・。
というのも当然で、彼は代役だったんですね。
普通、そのシーンに出ていなくても、
稽古は見ているのが当たり前。
しかし、この時期はそんなこと言ってられません。
とにかく、自分の台詞を入れなきゃいけないし、
台本を読み込まなきゃいけない。
次に自分の出番になったときに、
ちゃんとした芝居ができなきゃ稽古にならない!
なので、私(ピンクTシャツ)も、
懸命に台本を読んでいたのですが、
だんだんと演出家と役者の会話に引き込まれ・・・、
気がついたら、じっと見ていました。
これも全員が集中して見ています。
男2人の「人生を問う」会話。
2人の集中力が、いやが上にも全員の目を引きつけます。
ちょっとピンボケだけど、わかるでしょうか?
前の3人が演技中です。
3人のテンションの高さに対して、
その隙間に見える、スタンバイ中の原くんは、
口をギュッと結んで緊張の表情。
この時期はみんな、
台詞がまだちゃんと入っていないので、
出の前は、それはそれは緊張するのです。
そして短いシーンが終わったところで、ダメ出し。
瞬時に素に戻る3人。
演出家からダメ出しをもらい、説明をしてもらい、
そしてもう一回やってみる。
それを繰り返し、繰り返しながら、
少しずつ形が作られていきます。
みんな完全に私服に着替えて、
コートまで着てるのに、まだ稽古してる。
時計を見ると、9時35分。
この稽古場を追い出されるまでに、
あと10分ほどあるんですね。
それなら、ちょっとでも今日の復習をと、
あっちやらこっちやらで、最後のあがき。
みんな、どれだけ稽古が好きなんだ(笑)
(つづく)
ログインしてコメントを確認・投稿する