mixiユーザー(id:10857363)

日記一覧

(58)原田清実(詰パラ 昭和59年11月号)35飛、同銀、14飛、25玉、26歩、同銀、36銀迄7手詰。 45飛とすると35銀!以下同様に進み、26歩が打歩詰。この紛れを読んで初めて、初手の価値が分かる。「取らせ単打」のこれ以上ないほど簡潔な表現。(59)市島啓樹(

続きを読む

(55)森長宏明(詰棋めいと 昭和59年6月号)66飛、76桂、69玉、77桂、同銀、97玉、89桂迄7手詰。 初手69玉とすると68歩で逃れるが、76桂の逆王手を強制しておいて69玉とすれば68歩は打歩詰!所謂「逆打歩詰誘致」の一号局である。「打歩に取り憑かれた男」の

続きを読む

(52)菊池盛満(将棋世界 平成5年4月号 7手詰)19角、28桂成、46香、36玉、27龍、同成桂、58角迄7手詰。 香の一目上り、そして2枚角を筋違いに使っての透かし詰。現代短編の粋を凝縮したかのような、実に洒落た作品。(53)上田吉一(将棋ジャーナル 昭和59

続きを読む

(49)YYZ(詰パラ 平成11年4月号 半期賞)26飛、45玉、34角、同飛、54銀、同と、46角成迄7手詰。 初手26飛が、かなり指し辛い。チェスプロブレムの用語を借りると、ambushかつflight-giving keyということになろうか。続く34角も鋭い手で、収束迄きれい

続きを読む

(46)柳原裕司(詰パラ 昭和61年2月号 半期賞)66金、44玉、74龍、45玉、44龍、同玉、56金迄7手詰。 バッテリーをわざわざ重くする初手の金打が強烈!短編作家は星の数ほどいるが、その中においてもこの作者の感覚の鋭さは群を抜いている。(47)片秋長太郎(

続きを読む

(43)原亜津夫(詰パラ 平成10年9月号)56飛、同と、44馬、55と、56馬、同玉、46金、同玉、47金迄9手詰。 56飛を捨ててぼんやり44馬と引くのが、何ともやりにくい手。やや動きの小さな作意手順とは対照的に、変化では大駒の足の長さを存分に活かしている。(4

続きを読む

(40)池田 俊(詰パラ 平成6年10月号)37角、18玉、16飛、同香、28金、19玉、17金迄7手詰。 殆ど見たことがない、2枚角による合利かずの詰め上がり。金を打ってから飛を回る紛れの逃れ順も良い感じだ。(41)佐々木浩二(将棋ジャーナル 昭和61年12月号)13

続きを読む

(37)谷口 均(近代将棋 昭和55年4月号)33金、12玉、24桂、同金、23金、同金、24桂、同金、13金、21玉、33桂迄11手詰。 24桂から23金と滑り込ませる感触がたまらない。難解派となられて久しい作者だが、個人的にはこっちの方がずっと好きだ。(38)有吉弘敏

続きを読む