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日記一覧

(7)Luigi Ceriani (Europe Echecs 58 10/1963)局面をほぐせ (12+14) 白のなくなった駒はQPPP、黒のなくなった駒はQB。黒の駒取りはb,f,g筋で、白もまたb,c筋で最低駒取りを2回しているので、h筋の白Pは直進途中で取られていることが分かる。これで双方とも駒

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Orbit研究(173)
2015年03月30日23:18

 今日はSelected Problemsからの作品紹介です。(25)Borislav Gadjanski(Wageningen 2006 Sabra Tourney, 2nd Prize)H#2 2sols.(6+12)1.Se5 Sg3 2.Kxd2 Qh6#1.d5 Bd7 2.Kxc2 Qc8# ラインピースの利きを止めてあげる心算で、また別のラインを開けてしまう黒の

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(7): (CERIANI) A.H、そしてH.N.、おめでとう!君たちはこのプロブレムを見事に解いた。黒の駒取りはa7xb6(これはa筋の白Pが成る以前に行われた)、b7xc6, c7xd6 そしてe6xf5(これはe筋の白Pが成る以前に行われた)。黒Pg4の背後に白Pg6がいることは、g筋

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PROBLEMES A CHERCHER(no.5)の解答(5): (OSTRUH)黒の駒取りはf7xBg6とd7xQc6。白の駒取りはg2xBh3(これはd7xc6とf7xg6の間で起こっている!)、d2xQc3、そして原型位置のBf8である。a)では、我々はこの局面に至る2つのシナリオを考えることができる。1) 白K

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PROBLEMES A CHERCHER (no.7)以下の3題もまた、これらの素晴らしい本からの抜粋である。(1)は比較的シンプルだが(この作者としては稀なことだ!)、(2)と(3)については発見の喜びを読者の為に残しておこう。(1) Luigi Ceriani (Chess Amateur 1929, HM.) (9+

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無事帰宅しました
2015年03月23日22:16

 連休を利用した二泊三日の小旅行も無事終了。七戸十和田に着いたのが2時半で、4時からはもう仕事だったので、流石に疲れました!旅行記は明日書くことにして、今日はもう寝ます。おやすみなさい!

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明日は詰工房!
2015年03月20日22:25

 明日は久々に詰工房へ参加します。といっても、七戸を11時前に出るので、大井町に着くのは3時頃になりそう。寝坊したら大変なので、夜更かしせずに早く寝ることにします。では、おやすみなさい!

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第19問 この局面に至る最終9手を求めよなくなった駒は、白がRPで黒がRPP。黒の駒取りはa/c筋で尽きている。また、Bg4はここで何か黒駒を取っていて、それがRであることは明らか。するとこの直前には白Kに逆王手がかかっていたことになる。黒Rは駒取りをして

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 51号には、若島さんがFIDE ALBUM Annexe(ALBUMには今一歩届かなかった佳作を集めた作品集)から好作を3作ピックアップして、それに簡単な解説を加えているページがある。今日は、それを丸ごと引用することにしよう。(C107)M.Hoffmann(Idee & Form 2000)#10

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(6)Luigi Ceriani (La Genesi delle Posizioni 1961)黒から指し始め、奇数手で局面を完全に復元せよ(16+13)1.Sc8 Ba7 2.Rb7 Sc7 3.Rb8 Sa6(基本図) ここまでは紛れがない。手番を入れ替える問題だから、最終的にこの局面を白番として迎えることが目標であ

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Orbit研究(172)
2015年03月16日22:28

(23)Miodrag Ranomirovic(Orbit no.32) H#27(10+9)1.Kxf7 c6 2.Be1 c5 3,Bf2 c4 4.Bxg1 Kxg1 5.Ke8 Kh1 6.Kd8 Kg1 7.Kc8 Kh1 8.Kb8 Kg1 9.Ka7 Kh1 10.Ka6 Kg1 11.Ka5 Kh1 12.Kb4 Kg1 13.Kxc5 Kh1 14.Kxc6 c5 15.Kxc5 Kg1 16.Kd6 Kh1 17.c5 Kg1 18.c4 Kh1 19.c

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(4) Luigi Ceriani (La Genesi delle Posizioni 1961)局面をほぐせ (14+13)最後の(4)は、この作者が複雑な局面をほぐす際の典型例である。白の駒取りは、a3xb4(これはa筋の黒Pが成る前のことだ)、bxc、そしてc2xd3。そして黒の駒取りはまずd7xRe6であり、g

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(2) Luigi Ceriani (32 Personaggi e 1 Autore, 1955)現在黒番。同じ局面で白番となるような最小手数を求めよ。(12+12)(2)(純粋なopposition)J.M.TRILLONによる「失われた時を求めて」を読んだRex Multiplex誌の読者なら、既にこの種の問題には馴染みがある

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 Dr. Luigi CERIANIによる2冊の本、 すなわち"32 Personaggi e 1 Autore" (1955) と "La Genesi delle posizioni" (1961)はごく少ない部数しか発刊されなかった(どちらも200部ずつ)ことが、今では知られている。しかし、彼によって生み出された作品は忘れ

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第18問 局面をほぐせまず最終手が1.Ph7-h8=S+であることは明らか。そしてその一手前の黒の手は、Kを動かす手しかない。1...Kh6-g6とすると、白がRh5を「打った」ことになりillegal。よって、1...Kf6-g6と戻すしかなく、2手前の局面は以下のようになる。する

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(5)Luigi Ceriani(Europe Echecs 19 03/1960)#2 (14+8) なくなった駒は白がBPの2枚で、黒がQRBBSPPPの8枚。このうち4枚は、白Pb3/c5/e6によって取られている。ここでSa1に着目してみよう。これが白Rを取っているかどうかで、2通りの逆算が考えられる。(A)Sが

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Orbit研究(171)
2015年03月09日22:35

(20)Alexander Zaezzhaj, Anatoly Mityushin, Roman Zalokocky(Orbit no.32)H#3 b)Rh7⇔Be4(3+9)a)1.Bd1 Bg2 2.Kc2 Rh2 3.Rb3 Be4#b)1.Sd3 Re6 2.Kc4 Bg8 3.Rb5 Re4#「RとBがバッテリーを組み、とどめは両王手」というのはよくある筋だが、2解とも初手で動い

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PROBLEMES A CHERCHER (no.5)(5) B.Ostruh (Memorial FABEL 1975, recommendation)2# b)bPh6→h7 (14+13)(6) M.Zigman (Problem 1976)1手詰にできるのはどちらか?(13+13)あとから、私はこのアルバムにもう2作レトロの作品を見つけた。(5)は愉快なキャスリン

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(3) J.Furman (The Problemist 1974, recommendation)(12+14)a) b,c筋の双方のPの最初の手は?b) d7で取られた駒は何か?(3)は「古典的」なレトロ解析だが、4枚のPの動きを見せようというものではない。作意順は、1.Qf1-e2#! a2-a3 2.b7-b5 b6xBc7 3.Bd8(b8)-

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第17問 この局面に至る最終10手を求めよ 初形はBe6とRh5による両王手がかかっているが、このような両王手をかけるにはen passant以外ないことがすぐ分かるだろう。つまり、2手戻した局面は以下のようなものだ。(図1) さて、まだBによるチェックがかかっ

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 今日読んでいるのはプロパラ51号(July-September/2009)。まずはヘルプコーナーから2題作品を紹介したい。(247)渡邊一雄(Problem Paradise no.51)H#2 b)Qa2⇔Kb2(6+9)a)1.Sc4 Rxb3+ 2.Kxb3 Qb8#b)1.Sb4 Bxb3+ 2.Kxb3 Qg8# 黒の初手はいずれもSによるanticip

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(4) Luigi Ceriani(Europe Echecs 18 02/1960)H#1.5(14+11) なくなった駒は白がRSの2枚で、黒がQSSPPの5枚。また、白側の駒取りはb筋でのPによる2枚とg3での1枚が確定で、黒側はc筋でのPによるものとf2での1枚。黒の駒取りはこれで尽きている。よって黒Pd3は

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Orbit研究(170)
2015年03月02日23:19

 今日からは、Originalsの作品紹介をしていきます。(16)Michael McDowell(Orbit no.32)H#2 2sols.(4+4)1.Rxf7 Kg2 2.Rf5 Bxd2#1.Bxc1 Kh4 2.Be3 Rxf6# reciprocal captureだが、その意味付けがtempo moveなのは一寸目新しいか。無駄な装飾のない簡素な仕立

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