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日記一覧

今年を振り返る
2014年12月28日22:11

 2014年も、もう残すところあと3日。世間的には、お笑い芸人を兼ねた詐欺師がひっきりなしに現れた一年だったということになるのだろうが、私にとってはそんなことはどうでもいい話だ。あくまでも極私的に今年を振り返ってみたい。・0手詰の創作 今年一番の

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 いつも通り、第9問の略証を書いておきましょう。第9問 この図に黒の駒を一枚加えて、黒が勝てない局面を作れ正解は「黒Qをg2に追加する」である。(追加した局面が現在白番であること、即ち黒番だとすると直前の白の着手が存在しないことを確認して下さい

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Orbit研究(163)
2014年12月22日23:16

(21)Oleg Paradzinsky(Orbit no.31)S#13(4+4)1.Qh8+ Kg3 2.Rg2+ Kf3 3.Qc3+ Ke4 4.Qd4+ Kf3 5.Rf5+ Sf46.Rf2+ Kg3 7.Qe3+ Kh4 8.Rh2+ Sh3 9.Qd4 Kg3 10.Qc3+ Kh411.Qf6+ Kg3 12.Rf3+ xf3 13.Rg2+ xg2# 初形から10.0手後に、Rがf5に移っただけの局面が現れる

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 いつも通り、第8問の略証を書いておきましょう。第8問 局面をほぐせ 一寸考えてみれば、8段目の白駒がいずれも成駒であることが分かる筈。正解は以下の通り。Retract:1.Pb7xa8=S+ Kd7-c7 2.Pc7-c8=B+ Ke7-d7 3.Pd7xe8=R+ Kf6-e7 4.Pg7xh8=Q+... 作者の主

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 今日も昨日に引き続き、詰パラ511号から。橋本孝治(詰パラ 平成10年10月号、第37期看寿賞)29香、イ28香、同香、同玉、29香、同金、同馬、同玉、49飛成、39飛、19金、同玉、39龍、29金、18金、同玉、38飛、ロ28角、同飛、同金、63角、ハ27銀、19金、17玉

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 今日と明日は、詰パラ511号(平成10年10月号)を読んでみたいと思う。まずは中学校から、2題引用することにしよう。原田清実(詰パラ 平成10年10月号)47香、イ同銀生、38桂、同銀生、48香、同馬、36金、47玉、44飛、同龍、45金迄11手詰。イ同玉は38金、46

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 いつも通り、第7問の略証を書いておきましょう。第7問 最終6手を決定せよ 最終手はPe6によるen passant capture以外あり得ない。従って、3手戻すと以下の局面になる。 ここで黒側には直前の手がないように見えるが、奥の手がある。つまり、再度のen pass

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 今日読んでいるのはプロパラ48号(October-December 2008)。この中から、まずはヘルプを1作とフェアリーを2作紹介することにしよう。(227)Christer Jonsson(Problem Paradise Issue no.48)H#4.5(2+9)1...c8=R 2.Sc4 Rh8 3.Sa5 Rxh3 4.Ka8 Rxc3 5.Sb7 Rc8# 

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Orbit研究(162)
2014年12月15日22:32

(18)Daniel Papack(Orbit no.31)S#2(12+10)1.Rb3/Re3? (2.Qxf5+ Bxf5#) but 1...Ba2/Qe2!1.Ra3!(2.Qxc5+ Bxc5#)1...Qe2 2.Rxg7+ Sxg7#1...Ba2 2.Scxe7+ Rcxe7# 以前、Orbit no.28で紹介したInvisible Line。本作の場合、一見Rd3をどこに移動しても良さそうに

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 いつも通り、第6問の略証を書いておきましょう。第6問 最終5手を決定せよ このままでは白の手がないので、黒はuncapture(取った駒を復活させること)する必要がある。正解は次の通り。Retract:1.Bg7xRh8 Rg8-h8 2.Bh8xSg7 Sf5 3.Bg7-h8...(5手戻した局

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温故知新(詰パラ510号)
2014年12月12日23:16

 今日読んでいるのは詰パラ510号(平成10年9月号)。短編を2題、中編を1題それぞれ紹介することにしよう。原亜津夫(詰パラ 平成10年9月号)56飛、同と、44馬、55と、56馬、同玉、46金、同玉、47金迄9手詰。 43馬の利きが左下にきれいに通っている為に、44

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 いつも通り、第5問の略証を書いておきましょう。第5問 白Qの最初の手は? 白の直前の手は1.Pg7-g8=Qしかないことはすぐに分かる。しかしここで問題なのは、この局面が本当にlegalなのかということだ。一体白Kはどのようにしてここまで潜り込んだのだろう

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Orbit研究(161)
2014年12月08日22:31

(15)Christopher Jones(Orbit no.31)H#3 2sols.(6+14)1.Rxe3 c4 2.Qxc4 Bf1 3.Kd4 Rxc4#1.Bxe3 f5 2.Qxf5 Rf1 3.e5 Bxf5# 白R/Bの利きを遮っているPを黒Qに取ってもらうことで詰上がりを得る。黒Qが駒取りをした直後にf1にB/Rが滑り込むUmnovも感触が良い。(

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 いつも通り、第4問の略証を書いておきましょう。第4問 以下の駒を色分けし、最終手を決定せよ 前回も触れた「両方のKに同時にチェックがかかることはない」という原則からいって、この2つのKのうち一方にはチェックがかかっていない筈である。それはどち

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温故知新(詰パラ509号)
2014年12月06日22:34

 最近、気が向いたら読売新聞に発表した旧作をtwitterに載せているのだが、そのうちの1作にW先生から「あんまおもろない」との御神託が(泣)。あんなのにマジレスされても、こちらもリアクションに困るんですけど…。 さて、今日読んでいるのは詰パラ509

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温故知新(詰パラ508号)
2014年12月05日23:04

 今日読んでいるのは詰パラ508号(平成10年7月号)。表紙と短大から2題紹介することにしよう。酒井博久(詰パラ 平成10年7月号表紙)34桂、イ11玉、14龍、13桂、12角成、同玉、24桂、11玉、13龍、同角、23桂、21玉、33桂迄13手詰。イ21玉は41角成、11玉、23

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 いつも通り、まずは第3問の略証を書いておきましょう。第3問 以下の駒を色分けし、最終手を決定せよ まず色分け問題で大事な原則は「同時に両方のKにチェックがかかることはない」という、言われてみれば自明な事実だ。これからQc6とRd8の色は一致すると

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 今日読んでいるのはプロパラ47号(July-September 2008)。その中から、渡邊氏のヘルプと上田さんのフェアリーをそれぞれ1題ずつ紹介しよう。(225)渡邊一雄(Problem Paradise Issue no.47)H#3 2sols.(4+6)1.Qc6 Bh1 2.Qg2 Rc3+ 3.Ke4 Bxg2#1.Qc8 Rc1 2.Qc2 Be

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Orbit研究(160)
2014年12月01日22:33

(12)Nikola Predrag(Orbit no.31)H#3 b-d)Pc3→d2/e6/g4(3+4)a)1.Qd3 Kb6+ 2.Kd4 Bd5 3.Re5 Kc6#b)1.Re2 Kc5+ 2.Ke3 Be4 3.Qf4 Kd5#c)1.Qc4+ Kb7 2.Kd5 Bc5 3.Re5 Kb6#d)1.Rg3 Be3 2.Kf3 Kd5 3.Qe2 Kd4# 黒Pの位置を変化させるだけで、同様のメイト形が4種も

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