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日記一覧

(67)Michel Caillaud(Europe Echecs 455, 04/1997)Proof Game in 19.5 moves(14+15) なくなった駒は白がQとRの2枚で、黒はQ1枚のみ。盤面配置を作るのに白は15手かかる。QとRをc6/f6に捨てるのにもそれぞれ2手/3手かかるのでちょうど20手となり、以上で白の

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(66)Wladimir Lewschinski, Nikita M. Plaksin(Shakhmaty v SSSR 1984, 1st Prize)局面をほぐせ(13+6) 最終手は白Pg7がf8で黒駒を取ってBに成ったか、或いはh8で黒駒を取ってRに成ったかのいずれか。ここでは仮に、最終手を1.Pg7xSh8=Rとしてみよう。 すると

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(65)橋本 哲(Probleemblad 2005)Proof Game in 24.0 moves(16+16) 双方共取られた駒はなく、当然成駒もない。すぐに目につくのはとんでもない所にいる白Kだが、a7,b7,e7,f7の4枚の黒Pによりc-d筋から突入すのは不可能なので、a8への入口はg7以外にない。こ

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(64)Michel Caillaud(Rex Multiplex 1 01-03/1982)#2 b)Ka4→a3 黒にcastlingの権利があるのかどうか、それが問題である。それを知る為には、与えられた局面から逆算してみる必要がある。 なくなった駒は白がRRSPの4枚で、黒はQRBSPPPPの8枚。特に白Bc1は初

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(63)Reto Aschwanden, Michel Caillaud, Gerd Wilts(Problemist 03/2004, 1st Prize)Proof Game in 18.5 moves(13+11) 白のなくなった駒はBPPの3枚で、黒はBPPPPの5枚。白Pa7が2枚駒取りをしている以外は、駒取りの形跡は見当たらない。手数計算をしてみると

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(62)Niels Høeg(Aarsskrift DSK 1939)黒駒を1枚追加し、黒が1手戻して、それからH#1にせよ(12+12) 本作、最初に解答を書いてしまうと「黒Rをd2に追加して、-1.Rd1xQd2と戻し、そこから 1.Kg7 Qh6#」というものである。しかし、すぐに浮かぶ疑問は「何故

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(61)橋本 哲(Probleemblad 7-8/1999)Proof Game in 18.0 moves(14+15) なくなった駒は白がRBの2枚で、黒はP1枚。盤面配置を作るのに白は13手かかり、RとBをd6/c6に捨てるのにもそれぞれ3手/2手かかる。よって総計は18手となり、白の手はこれで尽きている。

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(56-b)Nikolai Beluchow(Probleemblad 01-03/2011)それぞれの文字に色と駒種を割り当てよ。但し、大文字と小文字はそれぞれ白か黒を意味しており、同音の文字には同種の駒が対応している。 まずはどの文字がいくつ使われているか数えてみよう。すると、A=2,a

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 2週間ほど前、「楽しいレトロ(25)」の最後にチェス版の覆面推理を2作引用しておいた。これらの解答発表を今日と明日の2回に分けてしようと思う。もしまだ見ていないという人がいたら、まずはこちらをご覧ください。 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=195

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(60)Gerd Wilts(Europe Echecs 376 01/1991)黒Rh8の初手は?(14+12) まずは、この局面から1.0手戻してみよう。白はチェックをかけているSをSa3-c4+と戻すしかなく(それ以外の場所がダメな理由は、以降の手順で明らかになる)、対する黒もSg1の成を戻すしか

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 もう皆さんのお手元にもパラ7月号が届いた頃だろう。私は今回から看寿賞の選考に携わり、そこで述べた意見もほぼ全てパラに載せられているのだが、どうやら紙面の都合で発言内容が端折られているようだ。 具体的には「田島氏の作品は『知恵の輪』ではなく

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