第24問 局面をほぐせ まず最終手は、白Pg7がf8で黒駒を取ってBに成ったか、或いはh8で黒駒を取ってRに成ったかのいずれか。ここでは仮に、最終手を1.Pg7xSh8=Rとしてみよう。(図1) すると、このPg7はb2から5枚もの駒取りをしてここまで来たということが直
(11) Luigi Ceriani (La Genesi delle Posizioni 1961)1手詰にできるのはどちらか?(11+13) なくなった駒は白がQRBPPの5枚で、黒はQRPの3枚。白の駒取りはPd4,e3,f3によるもので尽きている。また黒の方はPc2が少なくとも3枚駒取りをしている。ここでa筋の白P
PROBLEMES A CHERCHER (no.8)このシリーズヘルプは、最近また人気が出てきたようだ(R1, R2)。R3は、我々の先達がどのような仕事をしていたか教えてくれる。R4では、正解手順(そして成)を正当化するレトロ解析が興味深い。R5は古典的で、それに対しR6は現
PROBLEMES A CHERCHER(no.6)の解答(1)P.Kniest(Die Schwalbe 1948, 2nd Prize) H#3(*) (7+7) (1) (KNIEST) : 明らかに、一方の側はキャスリング不可能である。最終手を指した側がKかRで取りを戻すことで、もう一方の側がキャスリングすることができる。se
第23問 g筋の白Pの軌跡を求めよ 黒の最終手はPしかなく、1.Kh5-h6 Pg7-g6+と戻すしかない。(Pg7がf6とg5で駒取りをした可能性もありそうだが、実際にはこれは成立しない。各自その理由を考えてみて下さい)(図1) 続いて2.Ph6-h7 Kg8-h8 とでも戻しておけ
(3)花沢正純(カピタン35号 01/1987)76歩、77角、88飛、86歩・歩、44角、53角成・歩、35馬、53馬、26歩、25歩、24歩、23歩成・歩、22と(+)、48玉(+)、58玉(+)、48玉(86)、68金、28歩/59金(59)、31馬・銀(31)、77銀(77)、82飛成・飛(68)
(10) Luigi Ceriani (Vittorio de Barbieri Memorial Tourney 1943, 1st Prize)黒Qの初手は? (9+12) まずは取られた駒の確認から。白はQBSPPPPの7枚、黒はSSRPの4枚だ。黒の最終手は明らかにQd8-e8+だが、これが駒取りでなかったとすると白がretro-stalema
一週間前に出題した新作の解答は、以下の通りである。図のあ〜しにそれぞれ駒種を対応させ、更に向き付けをして、先手が後手玉を1手詰にできるような局面を構成せよ。必要ならば、盤面を±90°又は180°回転しても良い。解答 まずは枚数の確認から。数えて
(9)Qh8xBh7# (12+3) (10)Rh8xBh7+ (6+8)(11)after S.Stambuk(Problem 1951)Bb6xBa7+ (7+5)(12)Sh8xBg6+ (7+8)(13)Qh8xSh7# (9+10) (14)Rh8xSh7+ (9+10)(15)Bg1xSh2+ (12+3) (16)Sc5xSa4+ (12+10)
これはA.FROLKINとA.KORNILOVによる、新しい形態のレトロ解析の問題、即ち以下に示されるような条件下での最小駒数の記録である。「ある成駒が最終手で別の成駒を取る場合(タイプC)」の記録作by A.FROLKIN and A.KORNILOV Rex Multiplex誌で既に発表され
第22問 局面をほぐせ 黒側の全ての駒取りはPによってなされている。また、白もPd5とPe5で合計3枚駒取りをしており、最終手が1.Sg4xh2であることを考慮すると、これで駒取りは尽きている。白が取った駒を仮にRとしよう。 さて、この後黒が動かせる駒はSしか
今回も、花沢氏の衝立推理を紹介します。(2)花沢正純(カピタン34号 09/1986)26歩、25歩、24歩、76歩(87)、66角、23歩成・歩、22と、23飛成/25飛、35飛(69+)、69玉・歩、33角成・歩(+)、68玉、21と・桂(+)、78銀、11馬・香、45桂、22と、32と
(9) Luigi Ceriani (Europe Echecs 115 08/1968, 1st Prize)黒Qは取られるまでに最低何回動いているか? (12+10) なくなった駒は、白がRBBPの4枚で、黒がQRRSSPの6枚。また、白側はe3,f3,f4のPで4枚駒取りをしており、更に最終手もQによる駒取りである。これ
数日前に創作した将棋パズルを、ここで発表してみたいと思う。図のあ〜しにそれぞれ駒種を対応させ、更に向き付けをして、先手が後手玉を1手詰にできるような局面を構成せよ。必要ならば、盤面を±90°又は180°回転しても良い。--------------- 殆どの人
PROBLEMES A CHERCHER (no.6)(1)の分析は、ごく基本的なレベルのものである(解図初心者のみなさん、どうぞ解いてみて下さい)。(2)は古典的だが美しく、(3)は素晴らしいパズルである。(1)P.Kniest(Die Schwalbe 1948, 2nd Prize) H#3(*) (7+7) (2)T.Vo
D:もしAがPでないなら、それは12枚の成駒を含む16枚ものR,B,又はSを指すことになる。4枚の駒取りのみで12枚成るということは、取られた駒は全てPということになるが、これは6種類の文字が使われていることに矛盾する。従ってAはPである。このPの配置から、盤
解答A:c7-h2-h7を結ぶ三角形の中に、黒Pは最大でも6枚しかいない。このことから、盤上のP(全部で14枚ある)のうち8枚が白で、6枚が黒である。注意深く調べれば、駒取りは全てPによるものであることが分かる。h筋のPは駒取りをしていないので、Ph7が黒で、Ph
第21問 1手詰にせよ まずは取られた駒の確認から。白は1枚も取られていないが、黒は9枚取られていて、その駒取りは全て白Pによるもの。従って、白がPを戻す手以外にuncaptureはできないことになる。 さて、もしこの局面が白番なら1.Rxd6#で、逆に黒番なら1
今日からは、プロパラ52号を読んでいきたいと思う。この号の「花沢正純作品集のために(3)」で扱われているのは衝立推理。その名の通り、衝立将棋を使った推理将棋のようなものだ。いくつか解いてみたが、感触はまさにプルーフゲームそのもの。その面白さを
(8) Luigi Ceriani (32 personaggi e 1 autore 1955, 2nd Prize)黒Qの初手は? (12+15) なくなった駒は白がBBSSの4枚、黒はQのみ。このうち黒側の駒取りは全てPによるもの。特にPf2はh筋のPだったので、これが2枚駒取りをしてからPg2-g3として白Bf1が出て行
(1.1),(3.1),(3.2)は、それぞれ問題A, E, Fによって表現されている。そして問題B, C, Dは、これらのアイデアの複合体である。即ち、B=(1.1)+(1.2)、C=(1.1)+(2.1)、D=(1.1)+(1.2)+(2.2)となる。我々は、上記のアイデアを用いて新しいレトロ作品を創作してみる
今回のレトロコラムは、当初資料に不備があった為に翻訳できなかったものである。資料はその後追加されたのだが、このような事情の為に前回掲載したものと時間的な前後関係が逆になってしまっている(こちらがRex Multiplexの6号掲載分で、先週載せたものは
第20問 この局面に至る最終10手を求めよ まずはなくなった駒を確認しておこう。白はQRBで、黒がSPPPだ。特に、白Bc1は原型位置で取られていること、及び最終手がPd7xc6であることも明らか。なくなった黒Pがe1で成るには少なくとも2枚の駒取りが必要なことか