例題2 「あ・ア」が玉なのはすぐに分かりますね。次に「い」に着目してみましょう。これが後手玉に王手をかけていないとすれば桂ですが、桂は2段目に置けませんからその可能性はありません。よって、「い」が何であれ、先手はこの駒で後手玉に王手をかけてい
一口に覆面推理といっても、実は色々なバージョンがあります。しかし出題する度に最初からルール説明するのも面倒なので、私は自分が実際に作図してみた順に、便宜上Type A, Type B, Type Cと分類しています。Type A:平仮名だけを用いる。同じ駒種には同じ
これは、覆面推理について「興味はあるんだけど、今一つ分からない」という人の為の手引き書です。これから数回にわたり、覆面推理が何を目指し、何を表現しようとしているのか、それをできるだけ詳細に説明していきたいと思っています。 覆面推理は、大ま
(31)Michel Caillaud(Orbit no.15 2002)Proof Game in 14.0 moves(15+14)(32)Lothar Finzer(Die Schwalbe 29 10/1974)S#2 b)H#2(7+12)(33)Michel Caillaud(Messigny 06/1995, 1st Prize)Proof Game in 16.0 moves(16+13)
(28)Luigi Ceriani(Vittorio de Barbieri Memorial Tourney 1943, 1st Prize)黒Qの初手は?(9+12) まずは取られた駒の確認から。白はQBSPPPPの7枚、黒はSSRPの4枚です。黒の最終手は明らかにQd8-e8+ですね。これが駒取りでなかったとすると白がretro-stalema
ところで詰将棋に最悪詰や悪魔詰があるように、自殺詰にも先手が最悪の順を選ぶ、つまり詰められまいとするものが考えられます。 先手玉を詰めるという目的に対し 先手 後手 最善 最善 :ばか自殺詰(最善)最悪 :自殺詰 最悪 最善 :最悪自殺詰
自殺詰 先手の玉を詰めるという目的に対して、先手は最善、後手は最悪を尽くします。(実はこれも詰将棋と同様、厳密には最善ではありません) 今迄に発表された自殺詰は十数局に過ぎませんが、六千手をこえる超長編、煙詰など高度な作品も多く、自殺詰独特
今日読んでいるのはカピタン第8号(昭和52年3月号)。この号では、如何にもフェアリー専門誌らしく、冒頭から「フェアリー詰将棋の分類」と題して詰将棋を含めたフェアリー詰将棋を系統立てて分類・整理しようと試みている。では早速引用してみよう。------
(28)Luigi Ceriani(Vittorio de Barbieri Memorial Tourney 1943, 1st Prize)黒Qの初手は?(9+12)(29)橋本 哲(Probleemblad 2007)Proof Game in 13.0 moves(13+15)作者の名前を冠したテーマが明快に表現されています。(30)Michel Caillaud(feenschach 1980)#
(25)Michel Caillaud(Thema Danicum 91 07/1998, New Years TT)この局面に至る最短手順を求めよ(14+15)a)現在黒番の場合b)現在白番の場合 なくなった駒は白がBPの2枚で、黒はP1枚のみ。駒取りの痕跡は全く残っていませんが、c筋の白Pはどこで取られたのでし
昨日に引き続き、マキシ詰です。橋本 哲マキシばか詰 329手(カピタン7号 昭和52年2月)「62金、42玉、52金…32金、11玉、21金、12玉、22金…28金、19玉、 18金、29玉、19金、38玉、28金…64金、83玉」 73金、同桂右、「A75桂、72玉、83桂成…64成桂
今日読んでいるのは、カピタン7号の詰将棋コーナー。今回はマキシ詰の特集だ。マキシ詰というのは「後手は可能な着手のうち、移動距離が最も長いものを選ばなくてはならない」というルール。チェスプロブレムのMaximummerを詰将棋に移植したものだろう。若
(25)Michel Caillaud(Thema Danicum 91 07/1998, New Years TT)この局面に至る最短手順を求めよ(14+15)a)現在黒番の場合b)現在白番の場合(26)Josef Haas(Die Schwalbe 143 10/1993)#1(7+5)b)黒から#1にするには、どこに黒Pを1枚追加すればよいか?(27)Michel
(22)Henry Anthony Adamson(The Problemist Fairy Chess Supplement 1932)#2(11+12) まずはなくなった駒を調べておきましょう。白がBPPPPの5枚で、黒はBSSPの4枚ですね。白の駒取りはb筋のPによるものと黒Bf8の2枚。黒の駒取りはb筋のPによるものとPe6による
今日読んでいるのは、カピタン6号の詰将棋コーナー。詰将棋コーナーといっても、勿論普通の詰将棋ではなくフェアリー詰将棋なのですが、歴史的なことも含め、なかなか興味深い内容になっている。早速紹介しよう。-----------------------------------------
(22)Henry Anthony Adamson(The Problemist Fairy Chess Supplement 1932)#2(11+12)レトロ解析を駆使して、黒のcastlingを阻止して下さい。(23)Mark Kirtley, Michel Caillaud(Die Schwalbe 178 08/1999)Proof Game in 9.0 moves (15+12)2sols.2解で2つのテー