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日記一覧

(07)Roberto Osorio(Retro Championnat de France RIFACE 2014)Proof Game in 10.5 moves (15+15) 黒には1手の猶予もないので、Pd7は白が取ってあげなければなりません。従って、序の1.Sf3 a5 2.Se5 Ra6 3.Sxd7 Kxd7迄は必然で、以下の局面となります。 こ

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温故知新(516号-01)
2016年01月29日23:12

 今日読んでいるのは詰パラ516号(平成11年3月号)。学校で目についた短編を3作紹介しよう。(一部ヘンなものも混じっていますが、気になさらないでください)原田清実(詰パラ 平成11年3月号)14角成、24銀、同飛、33玉、42銀、同玉、22飛成、51玉、41馬、

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「カピタン」研究(07)
2016年01月27日22:38

 今日読んでいるのはカピタン第4号。故花沢氏が、色々な変則将棋のルールについて書いているので、それをそのまま引用してみよう。----------------------------------------------変則将棋思いつくまま 花沢正純1、よくある「二手指し」先手は一手指し、あ

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(07)Roberto Osorio(Retro Championnat de France RIFACE 2014)Proof Game in 10.5 moves (15+15) 今回は複合tempo。他の駒とのコンビネーションによってtempoを失って下さい。(08)Wolfgang Pauly(The Chess Amateur 1913)#2 b)+bPg2 (4+4) (06)に引き続き

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(04)Walter Freiherr von Holzhausen(Akademische Schachblätter 1901)#1(5+2) #1ということなので、普通なら白が1手指せばそれで詰むのですが、いくら探してもそういう手は見つかりません。これで1手詰とは、一体どういうことなのでしょう? その謎は

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「カピタン」研究(06)
2016年01月21日22:40

ネコ鮮詰ネコ鮮ルール:味方の駒が縦に絡がっているとき、上からn番目の駒は下からn番目の駒の性能になる。例題2 ネコ鮮詰 上図で17桂は角、18香は香のまま、19角は桂の性能です。初手は27角しか王手がなく、27角→桂、17桂→香ですから両王手!また18香→

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「カピタン」研究(05)
2016年01月19日22:56

 カピタン第3号ではまず最初に、六角形の盤と六角形の駒を用いる「国際3人将棋」なるものが紹介されている。冗談かと思いきや、その歴史は驚くほど古く、将棋月報の昭和8年1月号(!)に発表されたものらしい。(考案者は谷ヶ崎治助氏)将棋の玉に相当するの

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(04)Walter Freiherr von Holzhausen(Akademische Schachblätter 1901)#1(5+2) 1手詰。レトロにおいてはよく見られる設定ですが、勿論ただの1手詰ではありませんよ。作者の意図を読み取って下さい。(05)Peter Wong(The Problemist Supplement 9/1997)Pr

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(01)Tibor Orban(Die Schwalbe 04/1976, Recommandation)Proof Game in 4.0 moves (15+15) この図は3.0手なら簡単です。(例えば、1.e4 c6 2.Bb5 e6 3.Bxc6 dxc6)しかし、これにあと1.0手加えるとなると、黒は指す手がありません。(白はPをsingle stepにす

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 昨日に引き続き「相馬康幸Anthology」から作品を紹介します。相馬康幸(詰パラ 平成11年2月号)13香、イ12香、同香成、同玉、22桂成、ロ同歩、14香、13香、同香成、同玉、11飛、12香、14香、同玉、12飛成、13金、同龍、同玉、14香、同玉、24金迄21手詰。イ

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 今日読んでいるのは詰パラ515号(平成11年2月号)。この号では「相馬康幸Anthology」と題して、相馬氏の特集が組まれている。第二作品集の為に、未発表作の中から愛着のある小品を選んだものなのだとか。その中からいくつか紹介しよう。相馬康幸(詰パラ 

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「カピタン」研究(04)
2016年01月14日23:03

 性能変化系のルールについての説明の続きです。----------------------------------------------ネコ鮮将棋ネコ鮮将棋とは朝鮮将棋よりヒントを得て4年前に発案された将棋で、そのルールは次のようです。ルール味方の駒がタテに絡がっているとき、上からn番

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「カピタン」研究(03)
2016年01月12日23:39

 カピタン第2号では、性能変化系のルールについて、その定義と説明が載っている。早速引用してみよう。----------------------------------------------朝鮮将棋の一族駒が接近したとき駒の性能が変化する一群の将棋があります。朝鮮将棋はその代表的なもの

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 これから、週に3作ずつレトロプロブレムを紹介していきます。日曜に解答・解説を載せる予定です。尚、解図に関してはチェスのルール以外の予備知識は一切要りませんので、御安心下さい。(01)Tibor Orban(Die Schwalbe 04/1976, Recommandation)Proof Game i

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温故知新(詰パラ514号)
2016年01月08日23:15

 詰将棋についてあれこれ書くのは、相当久しぶりだ。しばらくプロブレムのことばかり書いていたので、感覚が微妙に狂っているかもしれないが(「理」が全てのプロブレムと「情」が混じる詰将棋とは、評価の仕方も全然違う)また好き勝手に書いていきますので

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「カピタン」研究(02)
2016年01月07日22:12

 もう一題解いてみましょう。下図は“衝立名人”蒲池克弘氏の作品です。例題2 初手43飛では玉が広すぎて詰みそうにないので43金でしょう。これに対し31玉、41玉、51玉の3通りの逃げ方があります。ここで41飛!?も面白い手ですが51玉から51玉と逃げられ詰みま

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「カピタン」研究(01)
2016年01月06日22:20

 第1号では「衝立将棋」の説明、そしてその詰将棋への応用について書かれている。以下、衝立詰将棋についての箇所をそのまま引用しよう。----------------------------------------------「衝立詰将棋」とは? 文字通り衝立将棋の詰将棋です。実戦では相手

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 みなさんは「カピタン」を御存知だろうか?今から40年も前に創刊され、紆余曲折を経ながらも20年間も続いた、フェアリー専門のミニコミ誌だ。その内容は「衝立将棋」や「安南将棋」は言うに及ばず、「ネコネコ鮮将棋」「軍人将棋」「中将棋」「大将棋」「大

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 明けましておめでとうございます!今年も宜しくお願いします。 諸事情によりしばらく休んでいたこの日記も、またぼちぼち再開しようと思っております。今年のメニューはまず「温故知新」と「カピタンを振り返る」の二本立て。春先から、これに「Ceriani研

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