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2019年10月09日23:42

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M.Caillaudレトロプロブレム傑作選(06)

(5)Michel Caillaud (Die Schwalbe 66, 12/1980, 2nd Prize)
フォト
H#4.5 (7+9)
Circe, A Posteriori

 双方のKが不動だと仮定しよう。そのとき、直前の黒の着手は何だったのだろうか?例えば、Pa7-a5だった可能性はあるだろうか?
 すぐに分かるように、それはあり得ない。何故なら、更にその1手前の白の着手はPb3またはPg4による駒取りしかないが、黒陣には再生した黒駒が存在しないからである。
 ここから直ちに、黒の直前の着手がPg7-g5だったことが従う。これなら、白に-1.Pf3xPg4(+Pg7)という逆算が生じ、その後は-1...b5-b4 -2.Pf2-f3 Pb7-b5 -3.Pc2xPb3(+Pb7) Pb4-b3...と戻すことで白Ra3を解放することができる。以上より、双方のKが不動ならば直前の黒の着手はPg7-g5しかないことが証明できた。

 ここからがA Posterioriというルールの面白いところ。通常なら、こんな勝手な仮定に基づいたen passant captureは認められない。ところが、このA Posterioriというルールは、「後でcastlingをすることで仮定を『正当化』できる場合はen passant可能」としてしまうのだ!作意は以下のようになる。

1...Ph5xg6 e.p.(+Pg7) 2.a1=R+ Rxa1(+Rh8) 3.0-0 Ra3 4.Pb4xa3(+Ra1)
0-0-0 5.Rd8 Rxd8(+Rh8)#

 如何にもCaillaudらしい、ルールの特性を明快に表現した作である。
 
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(6)Michel Caillaud (Die Schwalbe 67 02/1981, 3rd Prize)
フォト
R#1 (11+14)
b)Rf5→B

Reflexmate(R#n):「双方とも、1手詰にできるときは必ずその手を指さなければならない」という条件を付け加えたSelfmate。

これも又、castlingの可否を問う問題です。作意自体はすぐに分かる筈。

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