今日読んでいるのは詰パラ530号(平成12年5月号)。最初に、かなりレアな文章をサロンで見つけたので、ここに引用してみたい。
疑問
12月号短コン山田康平作について一言。編集部の解答要綱も訳わからんが、それに従って約3分の1の解答者がaしか解答しなかったのには呆れた。解図行為って、一体何なの?
一体誰の文章だと思いますか?実はこれ、田島秀男の投稿なのです!この一文、彼の肉声が聞こえる貴重な資料ではないだろうか。
これが載ってからもう20年近くになるが、ツインや複数解についての一般的な理解はたいして進展がないような気もするなあ。
続いては「相馬康幸プロジェクト」から。氏の第1作品集“Collection”が出たのは平成9年だが、恐らくこのプロジェクト、第2作品集“Anthology”の足掛かりとする為の作品展だったのだろう。その中から1作紹介しよう。
相馬康幸「ジャグリング」
(詰パラ 平成12年5月号)
57飛、46玉、47飛打、36玉、37飛、46玉、47飛左、56玉、57銀、67玉、
48銀、56玉、
「57飛、46玉、47飛右、36玉、37銀、27玉、28銀引、36玉、37銀、27玉、
48銀、36玉」
『37飛、46玉、47飛左、56玉、57銀、67玉、68歩、イ同桂成、同銀、56玉、
57銀、67玉、48銀、56玉』
「57飛、46玉…37銀、27玉、26銀、36玉、28桂、同と、37銀、27玉、
28銀引、36玉…48銀、36玉」
『37飛、46玉…68歩、同成桂…48銀、56玉』
「57飛、46玉…28桂、同と…48銀、36玉」
『37飛、46玉…68歩、同成桂…48銀、56玉』
「57飛、46玉…28桂、同と…48銀、36玉」
『37飛、46玉…68歩、同と…48銀、56玉』
57飛、46玉、47飛右、36玉、37銀、27玉、26銀、36玉、37飛、46玉、
35銀、同と、47飛左、56玉、57歩、67玉、68香迄151手詰。
イ同とは同銀、56玉、57銀、67玉、68歩以下作意同様で早い。
銀の動きは、まるでジャグラーのお手玉。所謂複合はがしだが、氏の手にかかると何の造作もなく成立しているように見える。
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