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2018年10月10日22:14

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私家版・中編名作選補遺(22)

(22)上田吉一
フォト
(近代将棋 昭和60年5月号)

15銀、同金、36飛、17玉、37飛、18玉、38飛、17玉、18飛、26玉、
28飛、17玉、27飛、同玉、45馬、17玉、18馬、同玉、38飛成、17玉、
28龍迄21手詰。

 攻方は飛を押し売りしたいのだが、なかなか取ってもらえず6回連続で王手をかける。近代将棋の名解説者吉田 健氏は、これを「象のタンゴ」と形容していたが、まさしく言いえて妙。ユーモラスな手順がシンプルな配置で表現できていて、巨匠の手遊びといった感じだ。

 塩野入氏にも、同様に飛での連続王手を主題とした作品がある。こちらは何と連続9回も飛の王手がかかるが、その分配置も大きくなっている。

(参考図)塩野入清一
フォト
(詰棋めいと6号)

17角、15玉、24銀、14玉、23銀、15玉、14銀成、同玉、44飛、15玉、
14飛、25玉、24飛、36玉、34飛、25玉、35飛、16玉、36飛、25玉、
26飛、15玉、16飛、25玉、15飛、同玉、62角成、18と、26金、14玉、
44龍、13玉、24龍、同玉、35馬、14玉、25金迄37手詰。

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