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2017年12月25日22:48

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私家版・短編名作選補遺(17)

(49)YYZ
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(詰パラ 平成11年4月号 半期賞)

26飛、45玉、34角、同飛、54銀、同と、46角成迄7手詰。

 初手26飛が、かなり指し辛い。チェスプロブレムの用語を借りると、ambushかつflight-giving keyということになろうか。続く34角も鋭い手で、収束迄きれいにまとまっている。
 7手を超えるとハメ手含みの3手5手とは全く異なる作風になるが、何か理由があるのだろうか。

(50)横山和久
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(詰パラ 平成3年5月号)

24銀、34玉、33銀成、35玉、26金、45玉、35金、同玉、55龍迄9手詰。

 序の伏線工作が、何とも不思議な感触。銀を成銀に変えると45桂が邪魔駒になるという構成も巧みで、作者の感覚の良さが現れた一局。

(51)飯田繁和
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(詰パラ 昭和61年2月号)

41馬、22玉、34桂、同歩、32飛、13玉、24金、同歩、22飛成、同玉、
23金迄11手詰。

 34桂-32飛-24金という一連の手順の感触が実にいい。配置には少々無理があるが、それでも作者は初手を入れたかったのだろう。

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