(22)岡村孝雄
(詰パラ 昭和59年5月号)
86銀、同と、67金、同香成、66銀、同成香、58飛迄7手詰。
所謂成らせものだが、その前後の振り付けが実にいい。本作からは、作者の短編における天性の才を感じる。
(23)森田正司
(将棋世界 平成7年9月号)
35香、25玉、17桂、15玉、42角、24桂、33香成、45龍、16歩、同桂、
23成香、42龍、24銀迄13手詰。
古くからある筋だが、攻方の飛角を両方とも消すことで完成品となった。一号局ではなく決定版を目指すというのは、相当自分の腕に自信がないとできまい。
(24)岡崎秀樹
(詰パラ 昭和56年4月号)
33桂、同馬、11香成、同馬、33桂、同馬、12銀、22玉、23歩、32玉、
44桂、同馬、22歩成、同馬、44桂、同馬、23銀行成迄17手詰。
段を変えて、桂を使った馬の翻弄を反復する。この種の短編としては本郷昌幸(近代将棋 昭和52年1月号 15手詰)と斎藤夏雄(将棋世界 平成15年3月号、看寿賞)が有名だが、本作もなかなかのもの。
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