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2017年04月28日21:45

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Retros on Weekends(15)

(14)Mark Kirtley(StrateGems 10 04-06/2000, 3rd HM)
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Proof Game in 19.5 moves(15+15)

 なくなった駒は双方ともP1枚。手数計算をしてみると、白は盤面配置だけで20手ちょうど。よって、白Pd2は原型位置で取られていることが分かる。
 対照的に、黒はS以外動いた形跡がない。しかし、もし黒Pd7が不動のまま取られているとすると、黒の総手数は19手になりえない(Sしか動いていないとすると、黒の総手数は偶数手なので)。だが、白の最終手は駒取りなので、黒Pが直進途中で取られた可能性もない。つまり、d筋の黒Pはd1で成っているのだ。

 序は1.h4 Sf6 2.Rh3 Se4 3.Rc3 Sxd2 4.Sf3 Se4まで確定。すると黒PがRに成ったことが判明する。後は、この成駒をd7に戻すまでの手順が芋づる式に見えてくることだろう。作意順は以下の通り。

1.h4 Sf6 2.Rh3 Se4 3.Rc3 Sxd2 4.Sf3 Se4 5.Qd6 Sc6 6.Qa3 d6 7.Bf4 d5 8.e3 d4 9.Bb5 d3
10.Be5 d2+ 11.Ke2 d1=R 12.Sbd2 Rh1 13.Rd1 Rh3 14.Sb1 Rg3 15.Sfd2 Rg6 16.Kf3 Re6
17.Kg4 Rd6+ 18.Kh5 Rd7 19.g4 Sb8 20.Bxd7+


 ちなみに、StrateGemsの同じ号に、M.Caillaudも似た筋の作品を発表している。

(14-a)Michel Caillaud(StrateGems 10 04-06/2000, 4th Prize)
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Proof Game in 18.5 moves(15+15)

1.a4 e5 2.a5 e4 3.Ra4 e3 4.Re4+ Se7 5.b4 Sc6 6.Bb2 Sd4 7.Qc1 Sxe2 8.Bf6 Sg3
9.d4 Sf5 10.Ke2 Sh6 11.Kf3 Shg8 12.Kg4 e2 13.Qh6 e1=S 14.Se2 Sd3 15.Sc1 Sc5
16.Bd3 Sa6 17.Rhe1 Sb8 18.R1e3 a6 19.Rxe7+

 初形でg8にいた黒Sは最終手で取られ、b8にいた黒Sは白Pe2を取ってからg8へ移動、そしてe1で成った黒Sがb8へ行くという凝った作りになっている。構成が似通っていることは全くの偶然とは考えにくいので、恐らくレトロのメーリングリストか何かで話題になったテーマを各自が作って同時期に投稿したのではないだろうか。

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(15)Luigi Ceriani(La Genesi delle Posizioni 1961)
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局面をほぐせ(10+15)

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