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2017年02月17日22:37

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「カピタン」研究(81)

(5)記録詰派(Task Problem)

「3手」でどんな事ができるか、記録達成を狙うのである。メカニックなためか、一見華やかに見えるが、チェスプロブレムの本流ではない。理論的に限界が分かっている条件達成問題と、どこまで記録が伸びるか分からぬ記録挑戦問題がある。前者を2題紹介しよう。

(K)Otto B. Wurzburg
Pittsburgh Gazette Times 04/01/1914, after Niels Hoeg
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#3(8+2)

1.d7
1...xf4 2.d8=B Kd6 3.Ra6#
1...Kd6 2.d8=S xf4 3.Rd7#
1...xd4 2.d8=R Kf6 3.Rd6#
1...Kf7 2.d8=Q+ Kg6 3.Qg5#

(四種成り)
 一局でB,S,R,QにPを成り分ける。このテーマはAllumwandlung(全変態―ドイツ語)と呼ばれ、一流作家は一度は手がける。少ない駒数で表現した奇蹟の名作。


(L)Nils Gustav Gerard van Dijk
The Problemist 1965, 1st Prize
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#3(11+12)

1.Bb7 (2.Sa7+ Kd4 3.Sxb5#)
1...Qb3 2.Sa5+ Kd4 3.Sxb3#
1...Qc4 2.Sb4+ Kd4 3.Sxc2#
1...Bxf6 2.Sd4+ Kxd4/Ke5 3.Qxf6/Sf3#
1...Bxc3 2.Se5+ Kxe5/Kd4 3.Bxc3/Sf3#
1...Bxf5 2.Se7+ Kd4 3.Sxf5#
1...c4 2.Sd8+ Kc5 3.Se6#
1...Bd4 2.Sb8+ Ke5 3.Sd7#

(八方騎)
 変化に応じてSc6が八方跳びし、更にそのSで止めを刺す傑作(Rösselのテーマ)。再度S跳びで詰め上げる構成が難しいのだ。

 幾らかチェスプロブレムの心が判って頂けただろうか。次回はいよいよチェスプロブレムの核心、「2手問題」の真髄に迫る。
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