mixiユーザー(id:10857363)

2016年11月05日22:26

551 view

局面構成問題をはじめから(4)

 前回の宿題は「42を含む7ヶ所に玉2角2銀歩2を配置し、王手はかかっていないが先手番と証明でき、かつ次の合法な着手が複数存在して、それらがすべて1手詰を与える局面を構成せよ。但し、成駒を2枚以上配置してはならない」というものでした。
 こういう問題は、どのようにして解くのでしょうか。少し丁寧に、思考の道筋を辿ってみましょう。

 まず、先手番だと証明するには、直前の先手の合法な着手が存在しないような配置にする必要があります。また、先手が後手玉を詰める為には玉以外の駒が少なくとも1枚必要ですが、これが生駒で配置されていると「直前にその駒を打った」という逆算が可能になるので、配置する駒は成駒です(よって、条件から玉方の配置に成駒はないことになりますね)。更に「どんな次の手も1手詰を与える」という条件より、先手に持駒はありません。
 あとは、上の条件を満たしつつ後手玉を1手詰にできるような配置を探していけば、(多少の試行錯誤は必要ですが)正解に到達するのではないでしょうか。正解は以下の図です。

(正解図)
フォト

 この図が確かに条件を満たしていることを確認しておきましょう。まず、現在後手番だとすると、直前の先手の着手が存在しませんね。逆に、現在先手番だとすれば、直前の後手の手は13歩か22銀、或いは41角を打ったとすれば逆算可能です。これより、現在先手番であることが示されました。
 また、この局面で先手の可能な着手は21馬と22馬の2手しかなく、そのどちらも後手玉を1手詰にするのは明らか。以上より、これは確かに条件を満たしています。

「なんだ、()+()だと、複数といっても2種類しか1手詰がないのか」と思った方がいらっしゃるかもしれません。でもご心配なく。両方の条件を満たしつつ、もっと1手詰が多い図もちゃんと作れます。腕に覚えのある方は、どこまで1手詰を増やすことができるか挑戦してみて下さいな。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを投稿する