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2016年11月03日23:00

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楽しいレトロプロブレム(62)

(95)Michel Caillaud, Reto Aschwanden(G.Donati 50th Jubilee Tourney, 2nd Prize)
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Proof Game in 20.0 moves(12+15)

 黒の手数はちょうど20手。(castlingをしていることから、Bc8が不動ではありえないことに注意!)これより、Pc7は原形位置で取られたということがまず分かる。又、Ra8の軌跡は0-0-0の後c8-c1となるので、それ以前に白のc筋のPは消えている必要がある。しかし白のc筋のPが直進の途中で取られた形跡はないので、c8で成った後にどこかへ行きその後どこかで取られたことが判明する(castlingの邪魔になるので、成ったまま動かない訳には行かない)。同様に、白のb筋のPも直進の途中で取られることはなく、従ってこれも成が確定する。
 だが、何に成って、そしてどこでその成駒は取られたのか?しばらく試行錯誤を続けるうちにCaillaudの構想が見えた時は、思わず鳥肌がたった。2枚ともBに成ってh3/g4に一旦退避させてf5とすれば、これらの駒がcastlingを妨げることは無い。その後、用済みになったBを全部(成駒2枚に加え、Bf1までも)c8に捨ててしまうとは!(wBs active sacrifice on c8 3 times)

1.b4 e5 2.b5 Se7 3.b6 Sg6 4.xc7 b5 5.c4 Bb7 6.c8=B Qa5 7.c5 Qxa2 8.c6 Ba3 9.c7 d6 10.Bh3 a5 11.c8=B Sa6 12.Bg4 f5 13.d3 0-0-0 14 Bg5 Kb8 15.e3 f4 16.Bc8 Rxc8 17.Be2 Rc1 18.Bc8 Rhxc8 19.Bg4 R8c2 20.Bc8 Bxc8

 同筋のBを溜め込む筋はCaillaudが創作初期から愛用しているものだが、同一地点への、しかもP以外の駒に取らせる捨駒を反復することでCeriani-Frolkinとしては非常に新鮮な感じがする作になった。やはりこの作者、見えているものが違う。

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(97)橋本 哲(StrateGems 2010)
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Proof Game in 24.5 moves(14+14)
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