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2016年08月22日23:19

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楽しいレトロプロブレム(41)

(74)Yuri Lebedev(Shakhmatnaya Kompozitsiya 2008, Special Prize)
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局面をほぐせ (11+16)

 まずはなくなった駒の確認から。白はQSPPPの5枚で、黒は1枚も取られていない。また、黒Qのうち5枚は成駒である。注意深く数えると、b-f筋の黒Pが全部成るには最低3回の駒取りが必要なことが分かる。また、白側の駒取りがないことから、黒Pa5も1度駒取りをしている。これで、黒側の駒取りは4枚になった。
 でも、これだけなら黒Qがf5で取りを戻せば、簡単に局面をほぐすことができそうに見える。しかし、実際にはそれは不可能だ。というのは、取られた白駒のうちの1枚はg筋のPだからだ。この白Pは成れないので、直進途中で取られている。しかも、このPは黒Pの成には寄与しない。従って、例えば1.Qg4xSf5??などという戻し方はできないのだ。
 ということで、初手は1.Ke5-f4+しかない。それに対し、白も1...Kb6-c5が絶対。すぐに分かるが、この後も2.Kd6-e5+ Ka7-b6 3.Kc7-d6+ Ka8-a7と続ける他ない。

(図1)
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 今度はQg2とBh1のラインを遮断しなくてはならない。詰キストには、この舞台設定はお馴染みだろう。そう、玉鋸である! 4.Kc6-c7+ Kb8-a8 5.Kd6-c6+ Ka8-b8...11.Kg3-f3+ Ka8-b8と進んで、以下の局面に至る。ここで次の一手は?

(図2)
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 それは勿論12.Kf3xPg3である。g筋の白Pを戻すことで漸くK鋸を終結させることができ、この後の逆算は容易である。

(図3)
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 参考までに、似たような手順の作品をもう一作紹介しよう。本作を見てからなら、作意の発見は簡単だろう。

(74-a)Michel Caillaud(StrateGems 2001, 1st Prize)
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局面をほぐせ(13+15)

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(76)Michel Caillaud(Phenix 2002)
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双方のBはどこで取られたか?(9+8)
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