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2016年05月21日22:16

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温故知新(520号)

 今日読んでいるのは詰パラ520号(平成11年7月号)。学校を覗くと看寿賞受賞作を見つけたので、早速引用しておこう。

山田修司「回転銀」
フォト
(詰パラ 平成11年7月号、第38期看寿賞)

49金、同玉、47龍、39玉、48銀、29玉、38角、28玉、39銀、同玉、
48龍、28玉、49角、29玉、38銀、28玉、47銀、29玉、38角、28玉、
16角、29玉、38銀、28玉、49銀、29玉、38角、28玉、47角、28玉、
38銀、28玉、29銀、27玉、38龍、同飛成、同角、36玉、34飛、46玉、
47金、55玉、56金迄43手詰。

 全体的に隙なくきっちりできているとは思うが、作者の創作力を考えればそれは当然のこと。厳しく評価すれば、柳原作に序と収束をつけただけのようにも見える。ただし、氏の名誉の為にいうと、恐らくは冬眠中に発表された柳原作を御存知なかったのだろう。(二番煎じと知りつつ投稿するなど、氏の矜持が決して許さない筈だ)
 ちなみに、この年の看寿賞選考は42名の選考委員の投票により決定されている。こんなにいるのに(しかも、それなりに見識のある人を委員としている筈なのに)、誰一人類作指摘をしなかったのだろうか?そのことが不思議でならない。


(参考図1)柳原裕司
フォト
(詰パラ 昭和58年8月号)

26角、27玉、48角、17玉、26銀、27玉、35銀、17玉、26角、27玉、
15角、17玉、26銀、27玉、37銀、17玉、26角、27玉、36銀迄19手詰。


(参考図2)明石六郎
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(詰パラ 平成5年2月号、半期賞)

25角、26玉、47角、16玉、25銀、26玉、34銀、16玉、25角、26玉、
14角、16玉、25銀、26玉、36銀、16玉、25角、26玉、35銀引、17玉、
26銀、同玉、14角、16玉、25銀、26玉、34銀、16玉、25角、26玉、
47角、16玉、25銀、26玉、14銀、16玉、25角、26玉、43角成、36玉、
25馬、45玉、43飛成、44金、同龍、同玉、45歩、同玉、55金迄49手詰。
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