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2015年03月30日23:18

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Orbit研究(173)

 今日はSelected Problemsからの作品紹介です。

(25)Borislav Gadjanski(Wageningen 2006 Sabra Tourney, 2nd Prize)
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H#2 2sols.(6+12)

1.Se5 Sg3 2.Kxd2 Qh6#
1.d5 Bd7 2.Kxc2 Qc8#

 ラインピースの利きを止めてあげる心算で、また別のラインを開けてしまう黒の初手が何ともお茶目な感じ。白の初手の意味が二重になっているところが不満だが、ヘルプ特有のユーモアを感じる。

(26)Fadil Abdurahmanovic(First Saturday TT 2006, 1st HM)
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H#2 b)Pe2→Black(10+8)

a)1.Re7 e4! 2.Rxe4 Sxf3#
b)1.Qxg3+ Bxg3 2.e1=S! Be5#

 a)での白の初手にAlbinoが、b)での黒の2手目にAUWが、それぞれ紛れとして入っている。しかも、このどちらも実はtempo move。玄人好みの佳作。

(27)Uri Avner, Paul Moutecidis(S.Migdal 50 JT 2005, 1st Prize)
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H#3 6sols.(8+12)

1.Rb4 Be4 2.Qd1 Be3 3.Qb3 Sd6#
1.Kd3 Be3 2.Rg2 Sd6 3.Re2 Be4#
1.Kd4 Sd6 2.Re8 Be4 3.Re5 Be3#
1.Bb8 Be4 2.Be5 Sd6 3.Kd4 Be3#
1.Kd4 Sd6 2.Be2 Be3 3.Kd3 Be4#
1.Rb3 Be3 2.b5 Be4 3.b4 Sd6#

 Be4, Be3, Sd6という白の3手の順列組み合わせ6種の全てが作意となっている!この信じ難いtaskを見事に達成したことに対し、素直に敬意を表したい。

(28)Christer Jonsson, Rolf Wiehagen(Die Schwalbe 2004, 1st Prize)
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H#3.5 2sols.(5+12)

1...Rh3 2.Qf5 Rg3 3.Rbb7 Sc3 4.Se5 Se2#
1...Rg3 2.f5 Rh3 3.Rgb7 Sc5 4.Be5 Se6#

この白Rのtempo moveは如何にもJonsson好み。(プロパラ発表作にも、同様のテーマを扱った作がある)配置は少々荒いが、白Sや黒Rの動きにも対照性があり、作意順は自然で滑らか。1st Prizeは妥当なところだろう。

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 7年ほど続けてきたこのコーナーも、このあたりで一旦終了とさせて頂きます。製本はもう完了していますので、通読したい方はいつも通りコメント欄にその旨書き込んで下さいませ。

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