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2014年11月21日22:42

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温故知新(詰パラ506号-01)

今日読んでいるのは詰パラ506号(平成10年5月号)。この号は豊作で、紹介したい作がいっぱいある。まずは短編を4題どうぞ。

秋元龍司
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(詰パラ 平成10年5月号)

36銀、イ同と、56金、35玉、46金、ロ同玉、47馬、同玉、48飛、同玉、
58金迄11手詰。

イ同玉は26飛、45玉、46飛以下。
ロ25玉は36金以下。

 しっかりと玉を防御していると金に対し、左右から金銀の捨駒を浴びせて守備の弱体化を狙う。特に、打った金をすぐに滑らしてからの馬捨てはなかなか味が良い。収束の変同は気にすることもあるまい。

原田清実
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(詰パラ 平成10年5月号)

56飛、36銀生、15角成、同玉、25金、同銀、27桂、14玉、16飛、同銀、
26桂迄11手詰。

 2手目の不成移動中合が主題だろうが、もはやこの手にはさしたる意外性はない。むしろ特筆すべきはその後の纏め方。大駒を2枚捨て去る収束に無理なく持ち込んだところに、作者の創作技量の高さを感じる。 

長谷繁蔵
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(詰パラ 平成10年5月号)

A22桂成、同歩、14飛、13桂、同飛成、同玉、25桂、23玉、33馬、12玉、
13桂成、同玉、14香迄13手詰。

A32飛は13玉、33飛成、23香で逃れ。
A34馬は23香、32飛、13玉、23馬、同玉、34飛成、12玉、14香、21玉で逃れ。

 清貧図式からの飛先飛香。しかし作者が訴えたいのは、桂合という変化球を入れた後の自然な纏め方だろう。飛躍した手はないが仕立ての良さで見せるという、ベテランらしい一局。

海老原辰夫
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(詰パラ 平成10年5月号)

48香、イ36玉、25銀、ロ27玉、28歩、同銀成、26金、同馬、36銀、同馬、
49馬、26玉、16馬、同玉、17金迄15手詰。

イ同玉は39金、47玉、57金、36玉、58馬、26玉、25馬以下。
ロ26玉は16金、27玉、49馬、38合、28歩、同銀成、17金以下。

 小駒を使った繊細な序、そして17銀を移動してから26金-36銀と筋良く舞台設定をし、最後は豪快に馬を放り込んで幕。丹念に心を込めて逆算したであろうことが手に取るようにわかる、珠玉の一品。

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