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2014年11月20日22:42

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プロパラを振り返る(111)

 諸事情によりアップが一日遅れてしまいました。スミマセン。

 今日はプロパラ46号(April-June 2008)から、上田さんのフェアリーを2題紹介することにしよう。

(221)上田吉一(Problem Paradise no.46)
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Add 3 neutral Locusts and S#1(1+1)
b)Kd5→f6

neutral piece:黒からも白からも動かすことができる駒。
Locust:Qの筋で相手の駒を一つ飛び越したその直後の地点に着地する駒。飛び越された駒は取られて消える。取り無しでは動くことができない。

(Solution of a)
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a)1.Kd3 nLoxg7-h7#

(Solution of b)
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b)1.Ke1 nLoxh2-h1#

 所謂Construction taskだが、詰上がりの想定が難しかったのか出題時の正解者はいなかった。例えばa)でnLoc7→a7, b7...などとしてみて、「何故他の配置ではダメなのか」を考えてみれば、この正解図における彼我の絶妙な力関係に感心する筈。

(222)上田吉一(Problem Paradise no.46)
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H#19(2+1+1)
UltraSchachZwang, K-Madrasi, PWC
Neutral Bishop g5

UltraSchachZwang:黒は常に白にチェックをかけなくてはならない。
K-Madrasi:「同種の敵の駒から取りを掛けられると、その駒は動けなくなる」というmadrasiのルールをKにも適用したもの。
Platzwechselcirce(PWC):駒を取るとき、取られた駒は取る駒が直前にいた位置に再生する。8段目に発生したPは任意の駒に成れ、その選択は取りを行った側が決められる。1段目に発生したPは動けない。

1.nBc1+ nBh6 2.nBg7+ Rf6 3.nBxf6(Rg7)+ nBe7
4.nBa3+ nBf8 5.nBxg7(Rf8) nBh6 6.nBc1+ nBg5 7.nBf6+ Rxf6(nBf8)
8.nBa3+ nBe7 9.nBxf6(Re7) nBg5 10.nBc1+ nBf4 11.nBe5+ Rxe5(nBe7)
12.nBa3+ nBd6 13.nBxe5(Rd6)+ nBf4 14.nBc1+ nBe3 15.nBd4+ Rxd4(nBd6)
16.nBa3+ nBc5 17.nBxd4(Rc5)+ nBe3 18.nBc1+ nBd2 19.nBc3+ Rxc3(nBc5)#

 続いては、上田氏お得意のPWCを用いた趣向作。nBとRが互いに戯れるような1サイクル8手の軽趣向を繰り返すうちに、白Rが左下に降りてくる。唯一の紛れは3...nBg5だが、これだと以下対角線について作意と対称な手順となり、白Rがd3に来たところでチェックになってしまい失敗する。
 これ以外の紛れが殆どないことや、収束がなく趣向手順のみで幕引きとなるところなどは、伝統詰将棋における相馬流を想起させる。
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