コロナウイルスの新型肺炎で、世間は大騒ぎです。
その肺炎で日本初の死亡者が出た様ですが、何処の誰かは伏せられたままです。
観光船から 高齢者は解放?されるとか・・。これで発症したら、大まかな住所は
出るのでしょうか。何かと不安は尽きません。
古い話ですが、私が小2の頃、当時は法定伝染病だったジフテリアになりました。
当然、学校は休みました。でも、症状は重くなく、窓辺に座って外を見ていたら、
同級生の女の子が、ウチの前を、鼻を摘みながら 走り抜けて行きました。
私にも気付かず、向かいの家に沿って、つまり「ウチから一番離れた場所」を
鼻を摘んで、走って行ったのです。子供でも、本当に嫌〜な気分でした。元気に
なって登校したら、いじめたい気分でしたが、その頃、ジフテリアは、致死率10%
という怖い病気で、鼻をつままれても仕方ないと思いました。
父は内科医でしたが、そんなのお構い無しで、ジフテリアになったのです。
マスクなど売ってる話も聞かず、鼻を摘むか近づかないか。それしか、予防法が
なかったのでしょう。暫くして治り 登校しましたが、除け者にされた記憶もなく
今思えば、幸せでした。手洗いや嗽もうるさく言われなかった時代です。
同じ伝染病でも「天然痘」は極端に恐れられ、患者は避病院(ひびょういん)に
強制収容。その家は 徹底的に消毒され、見ただけで身震いするほど怖かった。
当時は、痘瘡(とうそう)とか、疱瘡(ほうそう)と呼ばれ 致死率も高かったのです。
治っても後遺症で顔は凸凹のアバタになり、それを見るのも怖かった・・。
でも、今は WHOで根絶宣言されてます。(お陰で天然痘にならず生きてます。)
しかし、コロナウイルスの新型肝炎は、その渦中にあります。
今の調子で 患者が増えると、観光船の乗客以外でも患者は増えるでしょう。患者の
場所も人も伏せられた儘では、全国民、鼻を摘まむかマスクする以外、防げない?
致死率は低くても 「嫌悪感率」は、高そうです。ハンセン病の様な、偏見差別が
無ければいいけど、噂だけでも怖がられそうで、心配です。
このまま増えると、五輪開催も危ぶまれそう? 日本は狭い島国なのに、地震も
方々で起きるし、首相が「アンダーコントロールされてる」などと豪語しても、
福島などアンダーコントロールでなく、汚染水は増え続け、どうするかで難渋してる。
地震や原発は、鼻を摘んだぐらいじゃ避けられない・・。
ワクチンや特効薬の開発が 喫緊の課題ですが、ワイドショーやニュースでは、
増える患者数のみ報道され、罹患者の実態や世間の扱いには、全く触れません。
保菌者になった人達が、世間からどんな扱いを受けるのか。ジフテリア経験した
私としては、彼らが悲しい思いをしない様、それも とても心配です。
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