12月3日、数十年来の友人二人と 1年振りでランチして お喋りに興じた。
気の合う人と、お互い 思う存分喋って 生き返った気がして嬉しかった。
二人と別れてホテルのロビーでポスターを見たら、松田聖子ディナーショーが、
この日、あと1時間余りで始まる。私は テレビなどでしか見たことないけど、
開演時間を考えれば、彼女はもうこのホテルに、チェックインしてる筈。
松田聖子と同じ建物の中にいるとは、何とも不思議な気分だった。
「ヘエ〜、そうなんだ・・」と思った。 そして そのポスターを詳しく見た。
ディナーショーは、中国四国で最大級の宴会場フェニックスで、二回公演。
チケット五万円! 1回目は、ディナー17:30〜 ショーは 16:40〜
2回目は、ディナー20:00〜 ショーは 21:40〜
「夕方5時半から始まる二公演」とは、スゴイ強気の詰め込み様です。
後半のディナーは 20:00〜 。これでは、何か食べてないとお腹が空きそう。
そのショー開始 21:40〜では、終演は11時・・? 寝ながら聴く人もいたりして・・、
などと考えるのは チケット買わぬ部外者の無粋か・・。
横のポスターを見ると、こちらは谷村新司ディナーショーで、12月11日。
でも、これは一回公演。ディナー18:30〜 ショーは19:40〜。
常識的には、これが妥当な時間.でしょう。
聖子ショーみたいに 夜11時過ぎの終演では、遠方の人は泊まるしかない。
泊まっても、観たい人は来るがいい、ってことです。ご自分の都合が優先・・。
会場は500名、聖子ショーは二公演なので1000名だったかも? それで五万円。
(桜を見る会は、食事付きでシャンソン歌手が歌って5000円・・)
「金は天下の廻りモノ」って言いますが、廻って来ないトコには 来ない・・。
店頭の募金箱、1円10円100円玉が多い庶民層とは違い、沢山廻って来てる人達は、
被災地にも、匿名でドッサリ寄付してるのかも知れません・・。
チケット代には、食事量や会場費、人件費や手数料も込みですが、巨額です。
谷村新司ショーは一回だけで三万円。五万円・二公演の聖子ショーとは大違いです。
でも、私が聴きに行くなら谷村新司ショー。安いからでなく 好きな歌手だから。
「昴」も歌うんでしょうね。この歌には、深い思い出があります。
母の末弟が、数年前に亡くなりました。 叔父は 定年後に勤めた伊勢志摩の会社で
特に功績があった様で、火葬場にまで社員の方々が大勢 来て下さいました。
そこは大王埼灯台のある辺りで、焼き場は 今では見られないほど古い建物でした。
そこで窯に入る叔父の棺を前に、突然「昴」の大合唱が始まったのです。
叔父がこの歌が 好きで 宴会や行事で歌ってたそうで、「会社隆盛の感謝も込めて」と
弔辞もあり 全歌詞で歌われた素晴らしい男性合唱でした。女性も歌いましたが・・♪
その日の歌の感動を、ホテルのポスターを見て しみじみ思い出しました。
谷村新司さんの綺麗に撮れた写真・・。叔父は、彼のコンサートを聴きに行ったこと
有ったのでしょうか。大人になって何度か出会ったけど、そんな話 したことなかった。
叔父は、私が高校生の頃、幾何を丁寧に教えてくれて、私は幾何が得意になり 夢で
問題を解いたりしたほどです。でも、その叔父も 逝ってしまった・・。
人はいつかは亡くなります。どんな人でも、いつかは亡くなる・・。
それ迄、楽しく痛くなく元気でいたいものです。でも、そんな事 出来るっかな?
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