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2019年11月19日15:47

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ペテン師 タルチュフ観劇

 無名塾・土曜の夜と日曜の昼公演、会員制の利点で、私は久し振りに
二度 観て、台詞がよくわかり存分にお芝居を楽しみました。

 昼公演の夜は、役者さん達と運営担当の人達の交流会があり、舞台の話で
盛り上がったそうです。流石に、ご高齢の仲代さんのご出席はナシ。

 翌日、お昼前の電車で、役者さん一行は、西大寺駅から次の公演地・福山に
向けて発たれます。舞台装置は公演後、大型トラックに積まれ、先に出発。
駅頭には。運営担当の人たち何人かがお見送り。私も、野次馬で行きました。

 本当は、舞台衣装でない役者さん達を一目見たかったのと、二公演の熱演に
お礼申し上げたかったのです。どの人もピッッタリの配役で 感動しました。

 それと、仲代さんに「長寿を保つ蜜柑」を差し上げたかったのです。
その蜜柑は、数年前 「腎移植・経過30年」で表彰されたマイミクさんが、
「生きてる証・感謝と喜びの記念」に送って下さってる蜜柑です。

 彼は小学5年から腎不全になり 何を試しても治らず、大人になってお母様から
腎提供を受け、健康を取り戻しました。結婚してお嬢さんが生まれ、お嬢さんが
結婚して、去年、女の赤ちゃんまで授かりました。

 腎臓を下さったお母様は、数年前に亡くなられたのに、移植された腎臓は、
彼の体の中で休まず働き、血液を浄化しています。彼が、そのお祝いに私にまで
送って下さる宇和島の蜜柑。その蜜柑が届いたばかり、今年のお味は極上です。

 その蜜柑を、仲代さんに召し上がって頂きたく、クッキーと一緒に紙袋に入れ、
駅へ車を走らせました。劇団の誰かにお渡しできたら、と思いましたが、友人が
私を見つけて 手を引っ張ってホームを走ります。何かと思ったら,.ホームの椅子に
腰掛けてらした仲代さんがいらして、傍に私を連れてってくれたのです。

 びっくり仰天! 慌てて公演のお礼を一言。そこへ握手して下さる仲代さんに
蜜柑の由来を手短に申し上げ、夢中で紙袋をお渡ししました。横に役者さんでない
女性がいらして 代わりに受け取って下さり、そこへ電車が入ってきました。

 仲代さんは椅子から立ち上がる時、また握手して下さり「有難う・・」と・・。
車内に乗り込み腰掛けてからも、また立ち上がってホームの私達に 手を振って
下さり、電車のドアが閉まり動き出すまで、みんなで名残を惜しみました。

 毎年、六公演、色々な劇団のお芝居が来ますが、今回は特別でした。
お芝居のタルチュフは、狡い老齢のペテン師でしたが、素顔の仲代さんは、
綺麗にお年を召した素晴らしい方でした。思いも懸けぬひととき、そして、
瞬く間に、通り過ぎたひとときでした。

仲代さんに代わり蜜柑を受け取って下さった女性は、この記事の方でしょうか。
https://bit.ly/2QzZV87
 
 福山へ着いて その日の夕方、福山での上演。ここでは、一公演です。
もっと多くの人々に見て頂きたいお芝居です。巡演は、各地の人々を楽しませ乍ら
まだまだ続きます。どうか健康にお気をつけて・・と、祈りました。
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