mixiユーザー(id:10827658)

2019年10月17日23:56

50 view

被災地への警報が大雑把だったのでは?

 台風19号の豪雨での余りに酷い惨状に、胸塞ぐ思いです。
現地の皆様に心からお見舞い申し上げ、一刻も早い復旧をお祈りしております。
岡山でさえ冷え込む昨今、現地の方々の苦悩を思うと 本当に堪りません。

 住民の皆さまは、大きな河川があっても、堤防がこれほど大規模に決壊するとは、
思わなかったのじゃないでしょうか。ひっきりなしの台風情報で、注意報や警報は
矢継ぎ早に出て、警戒水位を超えたという情報も、出ていました。

 しかし、「避難せよ」とか「川には近寄るな」とか「山側からは離れて」という
注意が繰り返されるだけで、「大きな川が決壊したら、どれ程の速さで、どれ程の
高さに濁流が押し寄せるか」という情報は、全くなかった
気がします。

 それが有れば、周辺の住民も、もっと危機感を持って本気で準備したのでは、と
思われてなりません。私も長い人生、何度か 堤防決壊で床下浸水になりました。
でも、今回の様に一階が水没したり家が流されたりしたことは、一度もなかった。

 ですから、テレビが「経験した事のない豪雨」と叫んでも、二階に逃げれば済むと
思い、「家が丸ごと流される」など思った人、いなかったんじゃないでしょうか。

 だって、北陸新幹線の10編成(120両)が、車体の半分近くまでズラリと水没
した油断。エンジン始動すれば移動して水没せずに済んだのに、あの惨状です。
責任者たちも、堤防決壊しても「新幹線は床下浸水程度だろ」と、甘く見てた・・。

 新幹線は大損で済むけど、住民は 水も電気も住まいも奪われては、暮らして
ゆけません。河川が、これ程の豪雨で決壊すれば、流れ込む水量で住宅や走る車が
どうなるか。そんなの行政のプロなら簡単にわかった筈です。

 なのに、その危機感を喚起する警告が、あれ程ひっきりなしに流れるNHKですら、
工夫が無かった。それに気付くアナウンサーも無かったのも悔しくてなりません。
 
 
 警告は、例えば、こう言っても欲しかった。
 「平屋は水没したり、家ごと流される恐れがあります!」「濁流は、瞬時に押し
寄せます!」「濁流が来たらドアも開かなくなります。油断してはいけません!」
「二階建て以上の建物に逃げて下さい!」「水が来たら 車では逃げられません!
車ごと流されます!」「ドッと水が来たら、家から出られなくなり水死します!」
「何はさておき安全な建物に逃げて下さい!」「生き延びることを考えて下さい!」
「山懐の住居は、大きな山崩れの恐れがあります!」「山崩れは、突如として起こり
逃げる暇がありません!」「雨が酷くなる前に、安全な場所に避難して下さい!」

 担当アナウンサーは、色々な場面を想定して、呼び掛けて欲しかった。
同じ警告やレポートばかり流さず、手を替え品を替え、呼びかけることも大事です。

 堤防が決壊すれば、住居や車はどうなるか。それも十分予測された筈です。
同じ文句の繰り返しでは、そんな危機感を喚起しにくいと思いました。

 私は、NHKを付けっ放しで家事をしてましたが、余りに同じ情報が続くので、
聴くのに飽きて来て 途中で消そうかと思ったほどです。

 現地の人達も、テレビを聞き乍ら、「こりゃ床下浸水じゃ済まないかも・・」と
思った程度じゃなかったでしょうか? 

 今回の豪雨は、未曾有の出来事でした。それだけ大量の雨が 降り続いていたら、
堤防の決壊は必ず起きる。結果、多くの家々はどうなるか。プロは判っていたのに、
呼び掛けに工夫が為されて無かった。

 人々の油断も有ったでしょう。台風情報に、待った無しで人々を動かす程の
危機感も少なかった。逃げられなくなる事例も交えて警告すれば、無理する人も
少なかったのでは・・? 警告の仕方は、今後の課題だと思いました。
3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する