数年前のことですが、高速道を走っていて、虹の足元を見たことがあります。
岡山を南北に通る岡山道(岡山自動車道)でのこと。この道は、北区にある岡山
ジャンクションから真庭市の北房JCTへゆく高速道です。
走り出した頃、土砂降りの俄雨でしたが、雨も上がり 道はガラ空きでした。
気分も上々で走っていると、遥か向こうの空に、虹が掛かっていました。
ああ、これは、さっきの雨だなあ・・と思いました。
行く先に小高い丘があり、それが途切れた辺りに差し掛かって、驚きました。
高速道のすぐ左から、大きな虹が立ち上がっていたのです。水蒸気が幾つもの
淡い虹色になっていました。突如、目の横で もう感動しました。
うわ〜! 虹の足だ〜〜! と思ったら、通り過ぎていました。
虹の足の向こうも山の筈ですが、虹の足の先には 何も見えなかった。さほどに
濃い水蒸気だったのでしょう。山の狭い窪み一帯が 虹の足でした。
あの光景、今でも忘れられません。
大空にかかる大きな虹に、足があるなんて初めて知りました。足と言っても足元、
その足元が虹色の虹です。空に立ち上がる力強さがありました。
その時、それを見たのは、夫と私だけ?です。気づいた人、いたでしょうか。
あの虹は 何時まで留まるのか。虹と一緒に消えるのか。足元から消えるのか。
何も判りませんが、私たちが見たのは 正真正銘、確かに虹でした。♪
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