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2020年10月19日03:05

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関ジャム、矢沢ふたたび!音楽家必見の力強い言葉も

(1万字越え、2本目あり)
全部みての結論、足立梨花の直感すげえ!インタビュー最初の所での感想が、矢沢結論を先取りしてた。


上位項目、関ジャム過去の逐次レポ日記へのリンク集
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1969070542&owner_id=1077509

ロックスター矢沢永吉大特集▼2019/08/26
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1972744730&owner_id=1077509
横山健(ハイスタンダード)いしわたり淳治、多保孝一
めったに語らない本人インタビューが!!
<初回読んでからの方が理解は深まるが、今回のだけでも必見

矢沢永吉再び、1万字越えで、2本目
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1977260685&owner_id=1077509


【矢沢永吉特集!貴重デモテープ音源&サプライズ生演奏も】

矢沢永吉を再び直撃取材!貴重デモテープ音源テレビ初解禁&サプライズ生演奏まで‥‥初めて語る制作秘話・音楽業界に今思うことなど、ウラバナシ満載!矢沢ファン竜星涼も驚愕!

昨年、関ジャムに初登場した矢沢永吉を、今回再び直撃取材!初めて語る制作秘話や、「今」矢沢永吉が思うこと、などウラバナシ満載!
衝撃的な作曲方法、坂本龍一との意外な出会い、まもなく発売されるバラードベストアルバムの驚くべき選曲方法、そして、「今」音楽業界に思うこと‥‥さらに!貴重なデモ音源テープをテレビ初解禁&サプライズ生演奏まで‥‥
矢沢永吉を心からリスペクトする本間昭光といしわたり淳治も思わず簡単!!プロならではのギモンを矢沢永吉本人にぶつける!
生粋の矢沢永吉ファンである竜星涼も、白スーツと矢沢タオルを身にまとい、気合いたっぷりで参加!矢沢永吉本人から発せられる、ここでしか聞けない貴重トークをたっぷりとお届けします!

トークゲスト、アンタッチャブル山崎弘也、足立梨花
(ここまで番組情報から)

一歩、それは昨年8月
矢沢「リフから入っていく曲もあるよね」
リフからできて、♪ターダララーンディラ、ダッダッ、これだけでキャッチーじゃん!
僕もそういや、リフの話がどうの、ってしたことないねあんまりね。

昨年放送した矢沢永吉特集。
オンエアに対し、ネットなどで
・永ちゃんの緻密な創作力がいかに凄いか
・永ちゃんの制作話、初めて聞いた!!
・普通にはなす矢沢さん初めてみた!
・とんでもない作曲家!
・カリスマたる所以が凝縮された素晴らしい回!!
ファンのみならず多くの方から反響が!

そこで今回、もっともっと、矢沢永吉に質問をぶつけてみたいとオファーしたところ
(さっそうとインタビュースタジオに入ってくる矢沢)
なんと第二弾を快諾!!

さっそく、前回のO.A.について聞いてみると‥‥
スタッフ(以下S)ちょうど1年前矢沢さんの特集させていただいたんですが、その放送ってご覧になって・・・・
(かぶせて)矢沢、もちろん!!めっちゃ良かった!(サムアップ)
リアルタイムも観たし、録画も2回くらい見ましたよ。
音楽にたいして、ちょっと突っ込んだ話、で分解していく、あれが良かったですね。
ああいう番組あまり無いじゃないですか。すごい関ジャムって面白いと思いましたね。

一歩、さらにこの後、驚きの発言が続々!
矢沢、ぼく、坂本龍一はダレに紹介してもらったのかな‥‥すぐアイツ好きになりましたよ
テレビ初公開、貴重なデモ音源テープを束でみせて、公開
そして、コロナ下での秘めたる思いが
「いやあ・・・・・可哀想だよね、僕も含めて」
越えるしかないでしょ。

今夜も貴重すぎる証言が満載!!
・名曲「時間よ止まれ」コード進行誕生秘話
・ライブ演出のこだわり
・デモ音源テレビ初公開!!
・衝撃のアルバム選曲方法
・“坂本龍一”との意外な出会い
・「今」音楽業界についてYAZAWAが思うこと
まさかの生演奏もあるよ!?

村、さ、矢沢さん特集第二弾、スタジオゲストはお馴染み本間さんいしわたりさんです。
大ファン:本間昭光、歌詞を提供:いしわたり淳治
村、いしわたりさんは前回べた褒めでしたからねえ
いし、この番組って、(自分が)誰かをほめる番組だと思っていたので、自分が誰かに褒めていただくっていう(笑いが止まらない)
ザキヤマ、しかもその相手があの矢沢さんですからね
村、そして今日は、初登場で、何の格好して来てるん!?(横、話しかけにくいオーラが)竜星くん、ファン?
(上下白のスーツにYAZAWAタオルを肩掛け、というファンお決まりのスタイルで決めた竜星)
竜星、母親が大ファンで、その影響で小さい頃から聞かされていた。僕もなにかスターになるもの見つけなきゃってこの世界に入りましたので。
古田、竜星に「おまえいつも、どんな曲聞いてんの?」って聞いたら「YAZAWA」ってw

一歩、今回は数ある名曲の中でプロが語りたい名曲と、矢沢に直接聞きたい質問を用意
本間、いしわたり、に加え、歌詞を提供したスカパラ谷中敦、矢沢主催のフェスに出演したギタリストMIYAVIからの質問が

ではまず、本間が語りたい名曲は?

矢沢が手がけた初めてのCMソング、ミリオンセラーの大ヒット曲!
「時間よ止まれ」1978、作詞:山川啓介、作曲:矢沢永吉
ツアー中の楽屋で作られたミリオンセラー
本間コメント、サビ終わり「この女(ひと)に賭ける」のところのコード進行。セオリーで終わらない、メジャー7で締める終わり方にしびれた。フォークの世界ならば終止形になるところを、4度のメジャー7で終わらせることで完全な終止形ではない少し不安定さを残している。これは歌詞の世界観に合わせているのかなあ?
本間のギモン「サビの最後4度のメジャー7にしてるのは何故?」
(最後の3つのコードを弾いて、もし答えていただけるなら終止形にしない訳を知りたい)

インタビュー会場
矢沢(着席前に)「宜しくお願いします」と一礼
「エアコンよく利いていいね。としとるとエアコンいるよ。僕ね、ボーカリストだから、夏のエアコンが大敵で、夏でもエアコンかけない、若い時ね。でウチの嫁さん、いい迷惑してたと思うよ、一緒に寝るのにw。」
(マイク付けたりドーラン塗られながらスタッフをリラックスさせる気遣いか)

まず、時間よとまれ、全体のコード進行について聞いてみた
矢沢、時間よとまれ、のサビのコード進行、なんか、自分でもえばっちゃいますけど
傑作なコード進行
使ってますよね。で、笑っちゃうのが、自分で使っていながら、コードの名前を知らないんだよね。ついこの間、(エア弾きながら誰か手招きするふり)「これ何ていうコード?」
「しーしゃーぷせぶんふらっとないん、です」「なにそれ?」「なにそれって自分で使ってるんですよね」僕はいかに音色で聞いているかってことだね。ギター有るからやってみるけど(ギターをかかえて爪弾きつつ)時間よ止まれはよく書いたと思う。(タラリ、とメロ歌う)
E、Eaug、G♯m7、B7、C♯m、C♯m(M7)、F♯m7、B7
これなんか、しーしゃーぷまいなーめじゃーせぶん、だからね。サビここから
E、Eaug、C♯7(♭9)、C♯7、F♯m、B7、G♯m7、C♯7、AM7、E、Eaug、G♯m7
これを二十何歳で書いてる。コードの響きに僕は惚れたんだよね。

一歩、時間よ止まれ、は、コードを意識せず、響きの良さで決めたという
では、本間のギモンには、どう答えるのか?音色だけで決めたのか。

Q最後を4度メジャーセブンにしているのは何故?
矢沢、一時期僕は、ノーマルなコードで完結させるのがイヤだった。GだとかCとかF。ノーマルだと完結させてもなんかつまらない。普通すぎる。シュッとねじるような世界観、ディミニッシュとかだとありますよね、今のも、エイメジャーセブン、でフワーン、と、何だろ、風なのかな。切なさの風がしゅーっとよぎるんですね(ワイプ本間うれしそうにニヤつく)
一歩、ノーマルなコードで完結するのが嫌でねじるような音を入れたかったから

スタンバイ中も、再度、20代ですげえコード進行書いた(子どもっぽさ、計算?)

足立、今でも音楽を楽しんでいて、今でも音楽が好きで、っていうのがバンバン伝わった素敵
ザキいきなりギター、様になるのがね
村、あの瞬間本間さんが共演していい?て弾き出すしね(聞こえなかった>再生あった)
本間、自分でも曲作るときに、普通に終わらないように心がける。枠通りにきっちり終わる方が響くときもありますけど、そうじゃない方がいいな、って、一回行くんですよね。自分も。俺も矢沢さんと一緒だなってちょっと(喜びすぎ、と総ツッコミ)
横、昔の作品とか出されたら「恥ずかしい」って言われる方もいるなか「これ良いでしょ」って言えるのも格好良いですよね

一歩、実は、時間よ止まれ、リリース以前の矢沢は、キャロル時代のイケイケロックンローラー
キャロル(1972-1975)4人組ロックバンドで矢沢はベースボーカル。
革ジャン・リーゼント・ロックンロールで一世を風靡。
の印象だったが、これが化粧品のCM曲に採用されバラードの魅力が知れ渡った。
さらに、この曲のアレンジャーに起用されたのが、当時、まだ若手の
坂本龍一
だったのだが、そこにも本間のギモンが

本間のギモン、当時若手だった坂本龍一、高橋幸宏、後藤次利などをアレンジに起用した理由を
本間、アレンジってミュージシャン選んだ時点で八割方世界観が出来上がる。ごりごりロック王道できた方が、当時生き生きしてる若手のミュージシャンを起用してるあの感じ。それを選ぶ基準であったり、どういうタイミングで彼らとセッションしてみようと思ったのか、とか知りたいですね。

矢沢、これね、正直なところ言いますよ。キャロル、の時はまったく、アレンジ、アレンジって何?ロックンロールは俺らみんなで突っ込んで行こうぜ、みたいな感じだった。それが、サディスティック・ミカ・バンドが
(1970年代に活躍、高橋幸宏、加藤和彦、高中正義、ミカの四人組。1972デビュー。日本での活躍以前にイギリスツアーが成功、大物プロデューサーから高い評価を受け、海外で人気のあと、海外仕込みの音楽が日本でも注目された伝説のロックバンド。後藤次利も参加していた)
キャロルと一緒にツアーを回ることがあった。同じメロディーなのに、アレンジによってはどうとでも変われる。というのを目の当たりに感じたんですよ。それで、ワーヲ元気一杯、真っ直ぐ、だけじゃダメだなって、アレンジの深さを知った。だからね、ぼく、憧れから色んなモノ吸収してる。ミカ・バンド、アレンジ格好いい、って感じたとき、良い意味でミーハーなんじゃないかな。MCでも自分でよく言ってますけど、良い意味でミーハー。すげぇって思う気持ち、そのときにはもう吸収してるんですよ。
坂本龍一はダレに紹介してもらったんだろう次利なのか、ちょっと覚えてないんだけど、「鍵盤やらせたら中々良いヤツいるから使うんだったら紹介するよ」って最初の出会いで。
時間よ止まれ、ンパン、ンパン、てやって、スゲエ!すぐアイツ好きになりました。でおれ、両手で握手して「坂本、またレコーディング一緒にやろうね」竜一は「わかりました」って言いながら(腰が引けていて)こいつヤバい奴だな。ての後に言ってたよ。この人全部エネルギーとられちゃうんじゃないか、って言ってたって後に聞いて笑っちゃったけどさ。
それから僕は色んなアレンジャー、アレンジ、を気にし始める。んで僕もヨチヨチ歩きで自分でアレンジをし始める。だから、ね、あのね、アレンジでも、一時期、凝りに凝ったアレンジでハマりまくった。やっぱり行くところからは、シンプルに戻るね。
だから、ね、やっぱ生き物なんですよ、音楽は。

古田、ミーハーは悪い、という考え方を捨てる。ミーハーが一番正しいね。素直に、どんな種類であれ良いと思ったモノを良いと思って良いんだってこと。でないと、当時でミカ・バンドを永ちゃんが、格好いいと思ってるなんて思えなかったもの。そこでちゃんと好きになって、ミーハーに、こいつらスゲエって言える、矢沢さん、みて自分を反省するね。
(趣味に合わないのを、シャットアウトしてちゃダメなんかな・・・・)
いしわたり、ミーハー、って、格好いいですね。はやりのモノにフラットに接してるってことじゃないですか。新しいもの、今日も、たぶん何かを吸収してるんだな、って思って格好いいなって思いましたね。
ザキ、なんかすごく気が楽になりました。他人のギャグ、面白いと思って、やって良いんだ、って<それはまた違う!!足立全力否定。
横、今後そうやって、自分のを矢沢さんと一緒にするのやめてください。

続いてスカパラ谷中が語りたい矢沢の名曲

プロも驚く、その哀愁漂う歌い方に注目!!
「東京」1993、作詞:松井五郎、作曲:矢沢永吉
ドラマ「はだかの刑事」主題歌。PVは矢沢が監督を務めた。
谷中コメント、「心は‥‥」の歌い方が好きです。ここだけで矢沢さんの全てが表されています。言葉の音の余韻、一つ一つに、大人の男の後悔さえも甘くしてくれる魔法がかけられているようです。

この後、驚きの作曲秘話「棕櫚の風に」ここまで、10年後に先を作るんです

CM(20分)

いしわたりが語りたい名曲

18歳で書いたラブソング、ソロ第1弾シングル
「アイ・ラヴ・ユー,OK」1975、作詞:相沢行夫、作曲:矢沢永吉
ロサンゼルスでレコーディングしたソロ初シングル曲。
いし米、こんなにもストレートなラブソングは他にはありません。きっと世の中のラブソングが伝えたいことの核心はこれだと思います。


続いて、本間、MIYAVIが語りたい名曲

コカ・コーラのCMソングとして大ヒット!
「YES MY LOVE-愛はいつも-」1982、作詞:ちあき哲也、作曲:矢沢永吉
コカ・コーラのCMソング。CMではサビが「YES COKE YES」に変更。
本間コメント、この曲は全てのセクションがいわゆる「サビ」のように強いメロディー。
みやび米、甘くて優しいバラードなのに、ROCKしてる。


いしわたりが語りたい名曲

矢沢が下積み時代アルバイトをしていた場所「横浜中華街」を舞台にした楽曲
「チャイナタウン」1977、作詞:山川啓介、作曲:矢沢永吉
いし米、僕がチャイナタウンの歌を書こうと思ったら、結構チャイナ要素を出しちゃうと思う。でもこの曲では「チャイナタウン」というワードがドンと歌われるだけ、あとは「ジャスミンティー」くらいしか出てこない。それなのに、ちょっとだけチャイナを感じる。逆にチャイナのことを書かないことで真実味が出てる。

一歩、この曲は昔の恋愛を思い出す要素が満載なのだが
(歌詞の一部抜粋掲載)
おまえとの思い出が風のように頬を打つ(中略)ベイビー、もう一度おまえに会いたい(中略)流れてる俺たちの好きだった“ドック・オブ・ザ・ベイ”

これに対してのいしわたりのギモン

矢沢さんのラブソングには過去の恋愛を思い返す歌が多い。特別な思いがあるのか?

ほかにもこんな歌詞が・・・・
いし、これは松本隆さんが歌詞を書いた「安物の時計」1975ですが、
(抜粋掲載)
いつかおまえがくれた安物の時計が、腕にからみつくように思い出が離れない(中略)やっとおまえの顔も忘れられそうなのに今も思い出させる蜜のような時間を

「燃えるサンセット」(作詞:相沢行夫)でも
♪もう一度逢いたくて訪ねて来たんだこの渚〜別れてはじめて気づいたよ俺には君しか愛せない

全員違う方が書いているのに同じテイストがある。そこには矢沢さんの思いがあるのでは、と聞いてみたいのです。


それでは谷中「バラードを作るとき心がけている事」いしわたり「過去の恋愛を思い返す歌詞が多いのは何故?」をご本人にぶつけてみよう(27)

谷中に矢沢、僕だから切ないコード、だとか、やさしく包むようなコードだとか好きみたいだね。好きみたいだから、過去を振り返る歌詞の内容、嫌いじゃない。全部つながってるのかもしれませんね。なにかのインタビューで「矢沢さんはそういう曲多いですよね」って言われたとき「ええ、嫌いじゃない、どころか結構好きだからそっちに行くんじゃないですか」って答えるのと同時に、僕のベースの中に、「政治の事とか、あんまり言いたくない」のかな、って言った。シンプルに「僕はラブソングを歌いたい」てことですよ。それが矢沢のバラードだ、みたいな。それが俺のスタイル、でも良いのかなっと。

ちなみに8月放送「いしわたりさんなかなかやったの!」で喜ぶいしわたりについては?
矢沢、いや、褒めたんじゃない。いしわたりさん、いい詞を書いた。書いてくれてありがとうございます、ってそういうことです。
ザキ、褒めた、って言わないんですね、上からじゃ無いから。

一歩、次に、矢沢永吉の作曲術について
前回は
矢沢、そうですねギターが7割、あと3割は楽器使わない奴、とか、鍵盤を使うとか
と仰っていたが、いったいどんな時にメロディーは生まれるのか?

矢沢、「のってくれ!HaーHa!」ってあれは正月にべろべろに酔っぱらって、ギターでジャッジャカ遊んでた、ら、はーは、いいじゃん、みたいに周りが。
♪だらりー(上昇)ららりらりー(下降)
って「AZABU」のメロディーの良い奴は、風呂入ろうと思ったときに、わっとメロディーが湧くとかね。「カセットー」って叫んだよ。なんか浮かべばカセット。今はICレコーダーでしょ。どんなに粘ってギター握って、その気になってビール置いて暗くしても、出ないモノは出ない。
でも、だからイイんですよ。だからイイ!!
S矢沢さんがカセットを選ぶ理由ってのは何かあるんでしょうか?
矢沢、もうカセットに入れるのが一番早い。あふれる気持ち、♪だららーらららー、カセットだと暖かさもあるじゃない。その方が、こういう曲、こういうメロディーだよね、って残ってる。音源で残すのが一番堅い。
S大変、ちょっと恐縮なお願いなのですが、可能だったら、なんですが、ボイスレコーダーみたいのだったり、ちょっと見せていただいたりは・・・・・
(スタジオ、足立、うそでしょ?!ザキ、踏み込むねえ)
矢沢、あ、もう、是非。カセットとかボイスレコーダー僕がいつも使ってる奴。
(カセットの束、と、ボイスレコーダー(ちょい太め)が登場)
昔からこうやって入れてた、ってことで、今日持ってきましたよ。
(レコーダー、ピピっと操作して)最近のだったらこんな
♪じゃじゃっちゃじゃじゃっちゃ(ギターカッティングに鼻歌)あいみーすゆう(体のりのり)
ギター一本ですよ。これ「ヨコハマうーうー」(いしわたり作詞)の原曲ですよ。
(スタジオいしわたり、びっくりした!)1人でやってんですよ、ギターと口でこれ
村、いしわたりさん所に来たときのはもうちょいアレンジされて?
いし、もちろんです、はい。ギター弾いてる、のは思いましたけど、これが原曲ってびっくりしました。
CD版を聞いてみよう2019「ヨコハマUo・Uo・Uo」作詞いしわたり淳治、作曲矢沢永吉

矢沢、ここまで来るのに、道に迷ったりもいっぱいしますよ。次どうしようかな、って迷うのもあるけど、四回、五回やってるうちにそこまで行っちゃうんですよ。サビまでいけなくて、Aメロ位で何も浮かばないから、もう無し、ってこともあるし。
「棕櫚の影に」1984って僕の曲あるんですけど、あれなんて、
♪デドゥイーン、ターン、ファンファンファンファンファー
ここまで。そして10年後にそこから先を作る。カセットが、さっきのみたいに、僕の宝物カセットみたいのがあるわけですよ。昔の曲ちょっと聞いてみようかな。カセット聴いてみる感覚で再生したら、いろんなもうくっだらねえの、つまらないの一杯あるなかで、デドゥイーン、お、これ良いじゃん、だララララ、てその先は10年ぐらいあとに作った。
S、英語の歌詞の曲ですか?
矢沢、デタラメを言ってんですよ。デタラメな英語、なのか矢沢語なのか、エモーション引っ張り出してる。矢沢式ですね、で、メロディーを入れてる。今はもう500曲とかあるんじゃないですか。

いしわたり、矢沢さんてスーパースターじゃないですか。恋愛もうまくいくのがスーパースターかな、と思いがちですが、上手くいかなかった恋愛までも大事にしてるって部分が、きっと矢沢さんの一番のチャームポイントなんじゃないかな、と聞いてて思いましたね。
横、またこれで矢沢さんに褒められますよ
いし、えっと・・・・嬉しいですハート
ザキ、あんなに出せるもんですか、ミュージシャンの方、原石みたいなのとか。スタッフもよく言わせましたね、どうされても良いようなわかいこを使って

一歩、そして矢沢と言えば、ライブも独自の世界観を作り上げ、数々の伝説を打ち立てた
 1977年、日本人ロックアーティストとして初「日本武道館」でライブを実施
 1975年から今まで、ライブ本数2000本、総動員数550万人
 最年長東京ドーム公演実施
そこでライブパフォーマンスや演出について聞いてみると

矢沢、マイクターン、とか、タオルを肩にかける、とか、最初からあったわけじゃないですよ。2時間のステージ、これはもう跳ね返さないとやられちゃう、ってことでおしくらまんじゅうです。僕は「ステージはおしくらまんじゅうだ」って言ったことあるんですけど。
客が盛り上がる、なんか、アクション付けたくなるんですよ。ね。そしたら、マイクがスパーンっと決まったんですよ。客、うけた。あ、これ使えるな。
それから、今度は意識的に、マイクターン、し始めた。
タオルも一緒。ほんとに汗がすごいんですよ。拭いて戻す、拭いて戻す、何度もやってたら面倒くさいから、肩に掛けたまんま歌ってたら
「ボスかっこイイっすね〜!!肩に掛けて歌ってるのイイっすよ!!」
この際、真っ白なタオルじゃ芸がないから、E.YAZAWA、入れて専用のどうですか
「良いね、それ作ろう!」演出ってのは意図的にやるんですけど、偶然がそっちの方に向かった場合もいっぱいある。僕はSHOWは楽しくあるべき、だと思ってます。終わった後に、残ってなきゃ、ダメだね。

一歩、さらにライブ演出にこだわるあまりのこんな話が
矢沢、笑い話があるんだよ。演出でだけど。LED(大型ビジョン)昨今当たり前ですけどね、あれだいたい半拍ぐらいズレるじゃないですか。
センキュー!(後ろから)センキュー!
これ何度も裏方に言いましたよ。ずれないように出来ないの。したら「いやボス、難しいです」
そんな折りに僕、ポールマッカートニー見に行ったの。そしたら
ズレてない
何だよ。ズレてねえじゃん!!ちょうど一緒にうちのサブ監督も来てた。ズレてないだろ。
だから、ズレないようにやらせろ、って言ったけど、言い訳ばっかり。映像がちょっと落ちますけど、とか。映像が落ちるよりズレる方がマイナスだと俺は思う、って。で言いました。
「わりい。他でならズレる仕事やっていいけど、俺の所ではズラすな」
今はうちのズレない。去年のロックマストゴーオンからズレてない。
S細かいところも常に客観的にみて、修正は常に考えられるんですか?
矢沢、(食い気味で)思います。やっぱタイミング、ズレない大事さ。1拍ズレるのと、ドーンときれいに出るのではみてる方へのパンチがまったく違うよね。それら、あれら、をあーじゃこーじゃ皆で揉みながらステージをみんなで作り上げていくんですね。だから僕は、ライブは絶対、僕らの職場、ですよね。
竜星、母親とよく、こういう格好でビシっと決めていきます。永ちゃんのライブって僕からすると、戦いなんですよね。矢沢さんはステージでこうがんばってる、その姿を見て僕らもがんばって応援する。僕が負けちゃいけないんですよ。
村、あ、おしくらまんじゅう、やん!
竜星、ステージで永ちゃん腰振ってがんばってる、俺も明日からスター目指してがんばらなきゃ。そういう風にみんな、ステージを思いながら日々の仕事がんばってる。楽しみに。
村、あだっち、男のロマンわかる?
足立、ちょっと正直、置いてけぼりかな

(1万字オーバーに付き2本目へ)

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