関ジャム、名盤はアルバムで聴け、名盤20選、その２

その１はこちらから
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かんさの選「１枚を通したストーリー性が見事」
「愛をあるだけ、すべて」2018、KIRINJI
KIRINJI、1997デビュー、2013新メンバーを迎え、新生KIRINJIとなって３枚目のアルバム
かんさの曰く、４曲目まではライブを体感するようなダンスチューン。５曲目、がらりと雰囲気を変え、女性ボーカルで中だるみを感じさせない。
か米、ダンスミュージックが続いた後、tk. ５のAfter the Partyで踊り明かした夜の終わりを描いていて、一度クールダウンさせる曲調が、歌詞とリンクしていて見事
そして、夜中の悪夢、や、週明けの憂鬱、が描かれた後、ラストはストレートなラブソングで締める。さんざん踊らせた後、これで終わるストーリー性が素晴らしい。
古田、８０年代っぽい、かなり懐かしい匂いがしますね

丸谷セレクト「声を“素材”として使うのが面白い」
「s(o)un(d)beams」2011，salyu×salyu
小林武史が「10年に一人の逸材」として発掘したシンガー、サリュ
彼女の声を多重録音、がコンセプトにしたソロプロジェクトが、さりゅばいさりゅ。
tk. 1 ただのともだち
（ピアノ入り、四声で器楽っぽいパートも声で）
丸谷米、ボーカルサンプルを編集しまくる手法は、今でこそ当たり前ですが、その刻み方、配置の仕方がセンス抜群で新しい“楽器”として再構築しています。10年後でも古く感じないと思います。

河田セレクト「全ミュージシャンが必ず聴くべき1枚!!」
「風の果てまで」2015、斉藤和義（8枚目）
河田米、クールなギターリフに乗せて“本当の美しさ”の意味を問いかける「あこがれ」で静かに幕を開けます。２曲目ではストリーミング音楽が中心になりせっかく考えたアルバムの曲順も無視されシャッフルで聴かれてしまうことへの嘆き、急速に様変わりしていく音楽ビジネスの窮状などを和義さんらしい表現で「これでもか!!」と投げかけられます。
tk. ２ さよならキャディラック
♪時代遅れのＣＤやレコードは、シャボン玉みたいに消えた 矛盾だらけのダウンロードストリーミング、まともに金を払うヤツは笑われる
みちょぱ、胸が痛い
tk. 12 Endless (Album ver.)
河田米、最後の曲では「キコリが倒した一本の木が海を渡り、ギターが作られ、誰かがそのギターで歌を作りその歌やギターが次の世代に歌い継がれてゆく」と言う壮大なストーリーが骨太なアコギサウンドで紡がれています。音楽好きな方はもちろん、全ミュージシャン必聴のアルバムじゃないかと個人的には思っています。

津野セレクト「全世代に響く!!カレーライスのような名盤」
「TITY」2020、BREIMEN
ぶれいめん、2015結成、新進気鋭の５人組バンド。ボーカル高木はCharaなどのサポートを担当
津野米、良い曲、良い歌詞、良い編曲、良い歌、良い演奏、良い曲順。ストレートフラッシュです。懐かしさも感じられますが、古臭くない。カレーやショウガ焼き定食みたいな、みんなの名盤だと思います。

ヒャダイン選「次々と描かれる女性の内面に注目」
「playlist」2019、私立恵比寿中学
tk. 1ちがうの 自身を省みる内省的な女子の内面
ヒャダ米、ちがうの、で内省的な部分をしょっぱなから吐露し、ジャンプで感情の昂りを表現
tk. 4 ジャンプ（作詞・作曲：石崎ひゅーい）
tk. 8 オメカシ・フィーバー ＜女子らしい可愛らしい内面
ヒャダ米、後半はオメカシ・フィーバーやトレンディーガールで女子らしい内面を描き、まさに女性という多面性のある存在の中身を覗き見したような内容です。
tk. 10 トレンディーガール（作詞・作曲：川谷絵音）
ヒャダ米、また楽曲の良さ、歌唱力の高さがあり、アイドルならではの「未熟の共有」という側面がなく、とはいえ女性シンガーソングライターの作品とは違う「女の子の内面」を感じられる不思議な作品です。

一歩、さらに他にもあるプロが選んだ名盤をザッと紹介。
（完全に前・後編２回分だろと思ってたが違うのか？）

１４枚目、水野選「中学時代に衝撃を受けた」
「Heaven's Kitchen」1997、BONNIE PINK

１５枚目、丸谷選「全体のアンニュイな世界観にうっとりする」
「GUYS」1992、CHAGE&ASKA

１６枚目、河田選「ベスト盤、のような名曲尽くし」
「COZY」1998、山下達郎
＜いまいち知ってるタイトルがないなあ

１７枚目、石崎選「唯一無二の芸術作品」
「家庭教師」1990、岡村靖幸

１８枚目、石崎選「あいみょんの圧倒的センスが凝縮」
「青春のエキサイトメント」2017、あいみょん

１９枚目、ヒャダ選「ＴＫもしくは人間の孤独が突きつけられる」
「FACES PLACES」1997，globe

２０枚目、津野セレクト「ユニークな曲と思わせないスマートなエスコートで超紳士的な名盤」
「FAKIN' POP」2008、平井堅
津野米、ユニークだけど自然に聴けてしまう!!スマートなエスコートに身を委ねられる
津野、ポップスターで始まるんですけど気づいたら最後の曲、というスマートなアルバムです
tk. １ POP STAR
でも、よくよく考えてみたら、メロディーはすっごい難しかったりとか、細かい技術が詰め込まれていて、これもＪ−ｐｏｐだ、っていうのがとても楽しいな、と。ここまでやっていいんだ、と。なにより、平井堅さんの歌を聴いている、という安心感のまま、色んな音楽を教えてもらってる感じになります。
王道のヒット曲でスタートだが、注目は２曲目、よく聴くと実はユニークな曲
tk. 君はス・テ・キ
津野米、鬼のように難しく、トレーニングのようなメロディー。でも１曲目「ぽっぷすたー」のテンションで聴くと最初は楽しい曲という印象を受けていた。よく聴くと実は難しいのに、そう思わせない巧妙な流れになっていると思う。
古田、これは難しいわ
tk. 7 UPSET、ツッコミどころのある歌詞に注目
♪重々承知しています身勝手なクレームをもちろん重々承知しています愚かな自分を
もうこれ以上は角が立つのでTell you in english
Hey Betcha makin' out with someone, Scamming in the dark You're BAD GIRL Beggin' Ginnme More! Was it any better ? With your favorite no.1 ?! You're FAKE GIRL You tottally set me up....
津野米、ダンサブルなリズムに小気味よく日本語がハマっていると思ったら
「これ以上はカドがたつから英語で」とアナウンスし、サビが全部英語というシニカルな曲。
さらに８曲目への流れもスゴいという！
tk. 8 美しい人（しっとりピアノバラード）
♪無理をしてはしゃぐことも語ることも
津野米、曲調やテンションは違うが、かと言って真逆でもない。伴奏の音が変わっても、真ん中にある平井さんの声によって全部を縫い合わせてくれている、まさにスマートなエスコート。

スタジオ津野、新しい音楽とか、今まで好きだったものと違うジャンルを聴くときに、ちょっと勇気だったりスタミナいるじゃないですか。それが必要ない。船に乗ったら、もう、世界一周に連れてってくれる。
村、今の７曲目から８曲目へのつなぎ、あの間は、アルバムならではでしたね
水野、そうでしたね。あれだけの落差を飛び越えられる凄さ、平井堅さんのシンガーとしての凄さには、アルバムを通して聴かなければ出会えない。１曲でももちろん良いけど、すべての曲がアルバムでだと守備位置が全然違うから。（にやつくザキヤマ）
ザキ、もうねえ野球おじさんに一番わかりやすい解説ですから
安、僕たちはユニット、なんで、平井堅さんみたいにボーカル一人が立つ、という感じじゃない。だからグループの声をまとめるとなると、声にコンプ（コンプレッサー、音量調整）をかけて縮めないといけない。ジャニーズのなかで切り替えて楽曲制作できたらなと思いました。
みちょぱ、すごい！プロだぁ！関ジャニ∞の人たちってバラエティタレントだと思ってた。
村、それでええよええよ
ザキ、関ジャムで絡まないと（ミュージシャンだって）わからないよね

次週、矢沢永吉特集 第２弾！！
本人直撃！インタビュー会場に闊歩して入ってくる矢沢、ちょいちょい指さしつつ
スタッフ、放送ってごらんになっていただけましたか？
矢沢、もちろん！！めっちゃ良かった！（サムアップ）
（スタジオいしわたり順次、本間昭光大喜び）
矢沢、これ、ウラバナシでさ、なんでこんな高いキーおれ歌っちゃったの？
ずっと後悔だから。
（スタジオ、竜星 涼（矢沢タオルかけてるけど、ファン代表？ダレ？）
一歩、さらにカセットテープの貴重な音源から生演奏まで
ギター爪弾き「♪らら、ら〜」